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園便り

~1月号電車は超特急なみの速さ?!~

2025年01月22日 ふるいちからの園便り

今年は寒波で寒い中にも穏やかな新年の幕開け、そして松の内が明けたと思ったらあっという間に1月も下旬・・・年度末に向けた繁忙を表すのに昔からの言い回しの「1月行く、2月逃げる、3月去る」はジャストフィットといった感があります。そんな流れに抗うわけではありませんが、一つひとつのことをしっかりきっちりと仕上げて、やり残しのないように日々過ごしていくようにしましょう!
 
保育初めで年長児はまず園のみんなの一年の健康を祈願しに近隣の久保山神社へお参りに行きました。お家での初詣効果からか、みんなのお参りの作法「二礼二拍手一礼」も堂に入ったものでしっかりと祈願できたので、みんなはきっと元気に楽しい一年を過ごしていけることでしょう。
 
今年は保育初め早々、9日から10日にかけて驚愕の大寒波の襲来するとの予報に最近の天気予報の正確なのでドカ雪にでもなったらどうしようとドキドキでしたが大きな混乱もなく安堵したものですが、こどもたちにはこの季節ならでは冷たいけど楽しい体験経験ができるホワイトスノーとなり、楽しめたのは何よりのプレゼントとなっていました。

 
保育初めには園恒例のお正月遊びでは室内に‟風船羽子板、コマと凧の製作コーナーに福笑いといった遊びを準備しました。中でも、こどもたちのお気に入りだったのが風船羽子板でフワっ~と飛んでくる風船を羽子板でお互いに返すのを楽しんでいました。また、紙皿コマでは小さい子にも指でひねって回して楽しむ姿が見られました。
 
手作り凧はスーパーのビニール袋にマーカーで色どりを加えたもので、みんなは早速、神社の境内を駆け回って自慢の凧がふんわりと上がるのを満足気に見入っては楽しむ光景が広がり、いい体験となっていました。
 
一方、幼児クラスのみんなはそれとは意識せずに遊んでいたけん玉、お手玉にカルタが実はお正月遊びだったと改めて知る機会となり、今まで以上に愛着を感じて遊ぶ姿が広がっていました。中でも、みんなに好評だったのが手作りカルタでそれぞれが作ったものだけに思入れも格別で読み上げられたカードを我先にと争うように取る姿が印象的でした。
 
年初めは事初めということで園では「お初」となる書初めの毛筆遊びをしました。各月齢児で感じるところも様々だったようですが、いつもの絵の具とは違い、こどもたちにとって半紙の白と毛筆の黒のモノクロの世界は新鮮に映ったようです。実際、姿勢、毛筆の持ち方、筆の運び方や力加減など絵筆とは一味も二味も違い、緊張しながらも書道段位保持者のスタッフの教えの下、いい体験のひとときとなっていました。
  
次に、園内の様子をご紹介します。お正月気分も抜け、日常生活がまた戻ってくる中で0歳児の成長ぶりには目を見張らされるものがあり、給食前のお片付けの声かけに「使ったら元のところに片付け」が出来てきているのには吃驚です。また、自我の芽生えも見られ、何の抵抗なく食べさせてもらっていたのが今や「自分でスプーンを!」の気持ちで食べたり、難しかったら「やって!」とお願いするようになったりと着実な成長が見られるので嬉しい気持ちの日々となっています。
 
結構、まとまった長さの年末年始休みだったこともあって、休み明けは少々、ご機嫌斜めの子が多った1歳児でしたが、次第に元の姿に戻ってきたので一安心。そこで、みんなの指先が器用になってきているので今回は洗濯バサミで洗濯物を干す洗濯ごっこや木々になった果物を狩リ取る果物狩りごっこで遊びました。今後もこどもたちの発達や成長に合わせた遊びを取り入れていきたいと思います。
 
もう少しで年少児となる2歳児が場慣れをする観点から現年少児とレゴで一緒に遊びました。たかが1歳差、されど1歳差ですね、同じレゴでも発想や想像の違いで創造性にも大きな違いで出てくるので、優しいお兄ちゃんとお姉ちゃんに囲まれた交流はいい刺激となったようで何よりでした。また、戸外あそびでは砂場あそびが密かなブームでケーキやアイスづくりに精を出しています。
 
仲良しこよしで和気藹々とした雰囲気の中、お互いのかかわり合いがより密となってきている感じがする年少児たちですから、年下の子もしっかりと受け止めて和ませる業をもっているようで頼もしい限りです。来月のカレンダーづくりでは最近、スーパーの店先でもよく目にするようになった恵方巻きにチャレンジしました。あまりの完成度に思わずかぶりつきそうになるほどの出来栄えとなっていました。雪の日には寒さもへっちゃらで冷たい雪もおそるおそる触ったりといい体験となっていました。

 
最後に、今回はみんなにはあまり馴染みがない「オカリナ」という楽器奏者の演奏会がありました。実は、この楽器は土から出来ていて、みんなはその素朴な音色に率直に「かわいい!」との感想が漏れていました。その後、先生は演奏だけでなくオカリナづくりもしており、雪だるまやトトロの形状のものを披露していただくだけでなく演奏もしていただき、大変満足感たっぷりの演奏会となりました。いつもありがとうございます!


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