2025年02月21日 いつかいち(分園)からの園便り
今月は草木が生き返る月の如月ですが、雪が雨に氷が溶けて水へと変わる目安・雨水の18日を過ぎても「春」の兆しがなかなか見られません。それもそのはず、きまぐれ冬将軍の居座りのせいでぬくもりと華やかさが感じられるのはもう少しあとになりそうです。これから年度末を控え、園ではやり残しのないように取り組んでいきたいと思います。
昨夏の記録的な暑さが昨年末近くまで続いたので今年はてっきり暖冬と高をくくっていたのに、いざ蓋を開けてみると断続的に続く最強寒波に吃驚仰天。でも、それは辺り一面、うっすらとですが降り積もった雪のホワイトプレゼントとなり、こどもたちを喜ばせてくれる展開となりました。みんなは恐る恐る雪に触り「つめたい~」や「なくなった」と感触を味わったり、積雪の路面に足跡をつけて遊ぶのもいい思い出となったことでしょう。
また、身が縮こむ寒さの中、みんなはかき集めて作った雪だるまに冷たさよりも、その愛らしさににっこりとさせられたり、一人ひとりが興味関心をもって楽しむ特別のひとときを共有できたのは何よりで、この冬の一番のご褒美と言える気がしてなりません。
今年は暦の関係から「立春の日」となる3日に行われた「節分会」ですが、各月齢毎に作成した鬼のお面を被り、これから始まるであろう招かざる珍客との戦いに備えることになろうとは誰も想像すらできない状況で会は進行していきました。まずは、節分やら豆まきの由来をおさらいするところからスタートしました。 また、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺した魔除けの「やいかがし」は季節の変わり目で体調不良等の病気(邪悪)を遠ざけるという言い伝えから玄関先に飾る風習など、ためになる話も真剣に聞き入っていました。園の玄関口に早速、飾りつけをしました。
これからみんなを襲うかもしれない不幸を未然に防ぐ手立てとしての豆まきの意味を学び、その練習にも熱が入ろうとしていました。各月齢児がそんなこんなで練習をこなし、後は肝心要の悪役の登場を待つばかりとなっていたところに突如、何の前触れもなく見るからに威圧感たっぷりの赤鬼の登場にみんなは戸惑うばかりの最悪の展開となってしまいました。 そんな中、ご覧のように一人の救世主的な騎士の登場で場の雰囲気は一変し、勇敢にも赤鬼と対峙し豆まきで鬼退治を買って出てくれました。すると、その勇気と気概と徹底した応戦が次第に赤鬼の戦意喪失へとつながり、最終的には「これはかなわん!」とばかりに退散となったことから「めでたし、めでたし」となりました。
次に、今回は今が旬の蕪の(実)のポトフとその葉としらすと和えた混ぜごはんと蕪づくしの栄養たっぷりクッキングをした様子をご紹介します。この場は蕪以外の他の食材にも触れたり、匂ったりすることにもつながって食育の観点ではずせない、絶好の機会となっています。
まず、蕪の葉やキャベツを千切ったりするグループは癖のない食材なので次から次へと手に取り頑張ってくれたのでポトフの下準備がはかどることとなりました。
別のグループは普段、ままごとセットの包丁とまな板でマジックテープでくっついた野菜をトントンするのが、今回は調理スタッフに手を添えてもらいながら本物の包丁で人参をザクっと切る体験は多分、初めてのことで新鮮さと爽快感を味わうことができたようです。こうして出来上がったポトフと混ぜごはんはみんなに好評で旬の元気パワーを食べ尽くせていたので何よりでした。
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最後に、年度初め近くから取り組んできた毛筆あそびも佳境を迎えようとしている様子をお伝えします。今までの導入段階では直線や曲線だったのが、いよいよひらがな書きへと本格的な毛筆の段階へと進もうとしています。今回の課題はずばり「も」でした。
みんなはお手本をみながら、丁寧かつ慎重な筆の運びでしっかりと「も」を再現しようと頑張っていました。このような取組みを反復的にすることにより、筆の加減も徐々に身についていき「字」が「字」らしく書けるようになっていくと思います。「継続は力なり」なので頑張っていって欲しいと思います。
今月は草木が生き返る月の如月ですが、雪が雨に氷が溶けて水へと変わる目安・雨水の18日を過ぎても「春」の兆しがなかなか見られません。それもそのはず、きまぐれ冬将軍の居座りのせいでぬくもりと華やかさが感じられるのはもう少しあとになりそうです。これから年度末を控え、園ではやり残しのないように取り組んでいきたいと思います。
昨夏の記録的な暑さが昨年末近くまで続いたので今年はてっきり暖冬と高をくくっていたのに、いざ蓋を開けてみると断続的に続く最強寒波に吃驚仰天。でも、それは辺り一面、うっすらとですが降り積もった雪のホワイトプレゼントとなり、こどもたちを喜ばせてくれる展開となりました。みんなは恐る恐る雪に触り「つめたい~」や「なくなった」と感触を味わったり、積雪の路面に足跡をつけて遊ぶのもいい思い出となったことでしょう。
また、身が縮こむ寒さの中、みんなはかき集めて作った雪だるまに冷たさよりも、その愛らしさににっこりとさせられたり、一人ひとりが興味関心をもって楽しむ特別のひとときを共有できたのは何よりで、この冬の一番のご褒美と言える気がしてなりません。
今年は暦の関係から「立春の日」となる3日に行われた「節分会」ですが、各月齢毎に作成した鬼のお面を被り、これから始まるであろう招かざる珍客との戦いに備えることになろうとは誰も想像すらできない状況で会は進行していきました。まずは、節分やら豆まきの由来をおさらいするところからスタートしました。
また、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺した魔除けの「やいかがし」は季節の変わり目で体調不良等の病気(邪悪)を遠ざけるという言い伝えから玄関先に飾る風習など、ためになる話も真剣に聞き入っていました。園の玄関口に早速、飾りつけをしました。
これからみんなを襲うかもしれない不幸を未然に防ぐ手立てとしての豆まきの意味を学び、その練習にも熱が入ろうとしていました。各月齢児がそんなこんなで練習をこなし、後は肝心要の悪役の登場を待つばかりとなっていたところに突如、何の前触れもなく見るからに威圧感たっぷりの赤鬼の登場にみんなは戸惑うばかりの最悪の展開となってしまいました。
そんな中、ご覧のように一人の救世主的な騎士の登場で場の雰囲気は一変し、勇敢にも赤鬼と対峙し豆まきで鬼退治を買って出てくれました。すると、その勇気と気概と徹底した応戦が次第に赤鬼の戦意喪失へとつながり、最終的には「これはかなわん!」とばかりに退散となったことから「めでたし、めでたし」となりました。
次に、今回は今が旬の蕪の(実)のポトフとその葉としらすと和えた混ぜごはんと蕪づくしの栄養たっぷりクッキングをした様子をご紹介します。この場は蕪以外の他の食材にも触れたり、匂ったりすることにもつながって食育の観点ではずせない、絶好の機会となっています。
まず、蕪の葉やキャベツを千切ったりするグループは癖のない食材なので次から次へと手に取り頑張ってくれたのでポトフの下準備がはかどることとなりました。
別のグループは普段、ままごとセットの包丁とまな板でマジックテープでくっついた野菜をトントンするのが、今回は調理スタッフに手を添えてもらいながら本物の包丁で人参をザクっと切る体験は多分、初めてのことで新鮮さと爽快感を味わうことができたようです。こうして出来上がったポトフと混ぜごはんはみんなに好評で旬の元気パワーを食べ尽くせていたので何よりでした。
最後に、年度初め近くから取り組んできた毛筆あそびも佳境を迎えようとしている様子をお伝えします。今までの導入段階では直線や曲線だったのが、いよいよひらがな書きへと本格的な毛筆の段階へと進もうとしています。今回の課題はずばり「も」でした。
みんなはお手本をみながら、丁寧かつ慎重な筆の運びでしっかりと「も」を再現しようと頑張っていました。このような取組みを反復的にすることにより、筆の加減も徐々に身についていき「字」が「字」らしく書けるようになっていくと思います。「継続は力なり」なので頑張っていって欲しいと思います。