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園便り

~寒風の中、梅の開花で春気分!~

2025年03月07日 ふるいちからの園便り

今年度も最後の3月・弥生がスタートし、カウントダウンがもう少ししたら現実味を帯びるようになってきますね。天候は予測が難しいとは言え、ここ2年間は記録的な暑さが秋を覆い隠したり、今冬は厳寒な気候が同様に春の到来を妨げているのが気になります。どうやら日本は四季から二季へと衣替えが定着していくのかもしれませんね?!ただ、救いは一頃、心配された季節性感染症の拡大が一服している感じなので年度末の最後の締めができるようにしていきたいと思います。
 
まずは、年度末の各月齢児の発達や成長の総括としての先月の生活発表会の様子をお伝えします。0歳児の発達は他の月齢児に比べ、普段の園生活で歩行など目を見張らされる成長があるので、それをご覧いただく場としました。色形のパターン認識から型はめの様子や合図に合わせた鈴の音遊びなど、しっかりと成長した様子をご覧いただけたのではないかと思います。
 
ここ数年、感染症予防の観点から月齢毎の入替えで次は1歳の出番となりました。みんなにとって発表会は初体験の子が殆どなので練習では遊び感覚で衣装を着せようものなら激しい抵抗にあったりと大変な道のりを経、当日を迎えることになりました。朝方、保護者と別れて不安定だった子も段々と本気モードのスイッチが入り、童謡「どんな色が好き」の赤、青、黄と緑色のクレバスに扮し、自らが(靴下履きなど)生活基礎習慣の習得がどれくらいになったかをご覧いただきました。練習の積み重ねで要所要所で成長ぶりを披露できたのは何よりでした。

 
乳児クラスのトリを務めるのは2歳児でディズニー体操や朝の会の当番さんの役、フラッシュカードなどを無難にこなし、上々の滑り出し。お似合いのカープ選手のユニフォームに身を包み、ダンスあり、みんなは日常生活の一部を切り取ったできることを得意満面に披露できていたのは何よりでした。この様子から新年度から幼児クラスでさらなる飛躍が見られること間違いなしでしょうから今から楽しみな限りです。
 
発表会は乳児クラスから幼児クラスへと進み、その初っ端を飾るのは3歳児たちとなります。ディズニー体操や朝の会のやりとりも月齢相応のものがしっかりと披露でき、いよいよ月齢児毎の見せ場は一人ひとりが「やさいのパーティのおおさわぎ」で出てくる野菜役になり切って、最終的にはサラダづくりを演じるものですが、セリフ仕立ての唄などしっかりとした劇パフォーマンスを披露できていたのは流石だなと感じました。
 
続きまして、男女構成比で女の子の比率が高いひつじ組の出番となります。朝の会ではきはきとした出欠点呼の受答えや声に出したい日本語なども十二分に普段の様子を披露できていて、期待が高まる展開での幕開けでした。みんなのキャラクターが劇を通じて最大限、披露できたのは「桃太郎」ならぬ「桃子ちゃん」でした。主人公が犬、猿、雉の仲間と一緒になって痛快鬼退治の一部始終を表現できていたので素晴らしいの一言の出来と言えます。
 
幼児クラスのフィナーレを飾るのは年長児で園最後のパフォーマンスとなることから他の月齢児とは一段と違う、力の入れようが朝の会のパワフルさから感じられました。その後は、年長児から取り組んでいる鍵盤ハーモニカでミッキーに扮して演奏を披露したり、みんなが一致協力し劇「ブレーメンの音楽隊」では長いセリフや振りも完璧にこなしていました。最後は、軽快なソーラン節に合わせ、力強い演舞を披露できたことからきっといい思い出づくりとなったのではないかと思います。
 
最後に、ひな祭り会の様子をお伝えしたいと思います。まず、乳児クラスは劇「いなくなったおひなさま」でひな祭りにまつわる桃の花、菱餅やひなあられのことをおさらいし、菱餅運びゲームで盛り上がることができました。また、みんなで「うれしいひなまつり」を合唱して楽しいひとときを過ごしました。
 
こちらの幼児クラスでは同様に、ひな祭りのことを遊び感覚と取り入れた〇✕ゲームで再確認するようにしました。幼児ともなると「かんたん!」と的確な応答に感心させられました。当日は、特別にひな祭りの行事食のちらし寿司や菱餅のような三食クッキーに舌鼓を打ち、みんなの無病息災の祈願も兼ねた、楽しく充実したひな祭りとなっていました。今年度も残りわずかとなりましたが、きちんと締めを行って新年度への橋渡しをしていきたいと思います。


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