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園便り

~保育園は楽しいな♪~

2025年04月25日 いつかいち(分園)からの園便り

新年度がスタートして、早くも1か月が経ちました。戸外に出ると、少し汗ばむくらいの陽気ですが、晴れ渡る青空、新緑の木々に清々しさを感じる季節になりました。新しいクラスでの生活にもあっという間に慣れてきた子どもたち。2歳児は、新入園児に優しく接し、お兄さんお姉さんぶりを発揮しています。0・1歳児もそんな2歳児の真似をするなど、異年齢での生活がお互いに良い刺激を受けて過ごしています。今回は1日の生活の流れをお伝えしていきます。

 

登園すると2歳児は水筒・タオル・食具など必要な物を所定のカゴに入れ、朝のお仕度をします。4月当初は「ここでいい?」と保育者に確認しながら支度していましたが、少しずつ一人で出来るようになっています。その後は、順番に出席シールを貼ります。「今日は〇日だよ」と保育者に教えてもらうと、シールシートを手にして、その日の日付を確かめながら貼っていきます。

 

登園するお友だちが増えると、室内はだんだんと賑やかになります。様々な玩具で遊ぶ中でお友だちといっしょに遊ぶ姿も増えてきて、楽しい1日のはじまりです。玩具を片付けた後には、ディズニー体操をします。お友だちとぶつからないように広がって、「ミュージックスタート!」の掛け声とともに始まる体操。軽快な曲に合わせて、身体もいっぱい動かし気分も爽快!体操で暖まった身体は牛乳を飲んで、クールダウン。おいしそうに飲み干しては嬉しそうな表情が広がります。

  

椅子を自分で運んで朝の会の始まりです。2歳児は当番活動も始まり、朝のうたや挨拶の進行をしています。みんなの前に立って、緊張気味ながらも元気な声を出しています。そのことが自信となり、また頑張ろうとする姿につながっています。朝の会では、前に立つ保育者をじっと見つめ、カレンダー、フラッシュカード(楽器、国旗など)、声に出して読みたい日本語絵本の復唱をしています。園の最年長の2歳児の声を聞いて年下の子どもも覚えるようになり、続けていくことの大切さを感じています。

 

天気の良い日には、戸外に出かけます。子どもたちが興味をもっているのは、桜や道端に咲く花。色とりどりの花を見つけては「みてみて」「きれいだね」「きいろだ!」「ピンクもあるよ」口々に気づいたことや感じたことを声に出しています。「ちょうちょう」や「チューリップ」など、目にしたものの歌を誰かが口ずさむと、保育者や友だちも一緒に歌って楽しく歩きます。また、踏切音・救急車のサイレン・ヘリコプターの音にも敏感に気づき、音のする場所に反応したり、「電車来るよ」「救急車だ!」「ヘリコプターどこ?」と声に出したりしています。見たり聞いたり様々なことを感じたことを保育者や友だちと共有したり、季節の移り変わりも感じながらの散歩となっています。

 

時には公園で遊ぶこともあります。人気なのはすべり台。何度も何度もすべって笑顔もいっぱい。常に行列が出来るほどです。今は、順番を待つことも覚えはじめ、「じゅんばんこ」とちょっと我慢する姿も芽生えてきました。砂遊びも大好きな遊びの1つ。スコップで掘ったり、砂を集めたり、型はめに挑戦したり、砂場から離れないほど夢中になって遊んでいます。

 

室内活動では、絵の具にクレパス、シール貼りにのりづけ、折り紙を折ったりと様々な画材や素材、年齢や月齢に合わせた技法を使って、毎月のカレンダーや行事の製作をしています。個人だけでなく友だちといっしょに作品作りをすることもあります。「今日は何をするんだろう?」待ちきれない様子で、画材を持って夢中になって製作は始まります。完成すると、満足そうな表情を浮かべ、保育者や友だちに作品を見せて喜ぶ姿もあります。

 

配膳が始まるだけで、子どもたちがそちらにばかり気を取られるほど待ちわびている給食の時間。「いただきます」の合掌をした後、美味しそうに食べ始めます。「これなぁに?」「おいしいね」と、保育者や友だちと言葉を交わしながらの楽しい時間になります。午睡・おやつの後は、お帰りの会。様々な絵本や歌に合わせたパネルシアタ―を見て楽しみます。また、行事のお話しを聞いたり、日替わりでひらがな表や数字表を見ながら復唱しています。新しいことを知ることも子どもたちの楽しみになっているようです。

 

帰りの会が終わると自由遊びの時間。ブロックや積み木をしたり、電車や車のおもちゃ、ぬいぐるみで遊びます。だんだんとお気に入りの遊びが見つかり、その遊びの中で一人ひとりがイメージをもって楽しみを見つけたり、友だちと同じ遊びを楽しんだりと、思い思いに遊んでお迎えを待ちます。1日の中で、初めてのことを経験したり、今まで経験したことを広げたり、子どもたちはいろいろなことを感じながら過ごしていると思います。これからもさまざまな活動を通して、子どもたちの思いを広げていけるように楽しく過ごしていきたいと思います。


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