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園便り

書初めしたよ(*´▽`*)

2018年01月09日 ふるいちからの園便り

正月の二日は旧来、”仕事始めの日”とされていて、農家では農作業などの仕事始めをするのに田畑や山の神を祀ったりしたそうです。また商家では、初荷など出して賑やかに祝う風習があったそうです。元旦でも営業をしている昨今、「今は昔」といった感はありますが…新年になって始めての字や絵を書くといった、しきたりも”この仕事始めの日”に倣ったのでしょう。

園の特色の一つ、「毛筆遊び」はこどもたちに好評で今やすっかり定着しています。今回は、書き始めなので半紙もそれ用に準備。こどもたちはこどもたちでいつもと形状の違う半紙を見て、「えっ!今日はこれに書くの?」と少々驚きの表情を見せていました。しかし、すぐさま「僕が一番ねぇ~」とか「次は私ね!」と順番に書き進めることとなりました。

”毛筆遊び”のこの時間だけは何やら厳粛な雰囲気が漂い、こどもたちもそれを察知するようで、誰からともなく正座し、一礼後は落ち着き払った無心の状態で”書”に取組んでいる姿には驚かされています。また、傍らで順番待ちをしている間、誰一人お話をするでもなく静かに待っている姿にも驚かされることとして挙げられます。この書道をはじめとした各種の芸道は、芸能・技芸を日本独自のかたちで体系化したもののことを指すことから、そこに身を置くと自然と何かしらかのものを感じ取っていくのかもしれません。そして、今回は飛び入り的な仲間が加わることに…いつもお兄ちゃんやお姉ちゃんの様子を傍で見ていて、いつかは自分も「やってみたい」という動機につながっていたのだと思いますが、0歳児が自ら「やりた~~い」とアピール!!そして、筆を手渡すと大事そうに筆を握って、慎重に筆を運んでいる姿がとても印象的でした。これは大家族のような異年齢保育の特色であり、産物ではないかと思います。みんなで早速、できた作品を見せ合う即興品評会がはじまることになりました。どの子もニコツ😊とした表情で達成感を味わっていたようです。これからも色々な体験・経験からこどもたちの新たな発見や感動を通じた内なる発達をも促していけるようにしていきたいと思います!!


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