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園便り

~いぬのおまわりさん~

2018年03月15日 ふるいちからの園便り

いくぶん寒さも緩み、時折顔を覗かせるポカポカ陽気で出待ちの梅が一気に開花し、街並みもパッと明るくなった感じを受ける今日この頃。この時季は梅と並び、「春」の代名詞とも言うべき「桜」ですが先日、高知で開花宣言がされました。これから”桜前線”がこの陽気で日本列島を北上し、各地に桜の便りが届けられることになるでしょう。当園のこどもたちも春の息吹を受けるように、明るく元気に逞しく成長していくようで頼もしく感じている今日この頃です。

当園では(パン屋、電車の運転手および郵便屋さん)”各種ごっこ屋”遊びに興じてきました。そして、今回は町の治安に日々、尽力してくれる”お巡りさん”をクローズアップ!!当園の程近いところに交番があり、ハロウィーンの際にもお世話になりました。そこで、日頃の公園への行き帰りに必要な交通ルールを再確認し、お巡りさんの仕事について今回は”ごっこ遊び”を通じ勉強することにしました。

まず、2歳児のお兄ちゃんが凛々しい警察帽子をかぶり、お巡りさんに扮しました。日頃、街中で見聞きしたことをこどもなりにきっとお憶えていたんでしょうねぇ!?笛で「ピー!」と注意喚起し、「危ないですよ、車がきますよ~、止まってください\(◎o◎)/!」と”まるでお巡りさん”を彷彿とさせるような様子が繰り広げられるのには驚かされました。それを受け、ドライバー役のお友だちは「キッ、キ~、ふぅ~、よかった」と車をストップする、という即興のやりとりは見ていて微笑ましい感じでした。そこで、お巡りさんが黄色の旗で車の静止させ、園のお友だちが安全に横切れるようにして「道路を渡る時は右、左、右の確認をしてねぇ~」の言葉のあとに「はい、どうぞ。ゆっくりでいいですからねぇ~」と優しく誘導してくれていました。

日頃の公園への行き帰り時の”交通ルール”がこのような形で再確認でき、こどもたちに習慣化されるよう、今後も見守っていくようにします。そして、これはいつものように2歳児の次は0歳児や1歳児のお友だちも交互に”お巡りさん”役をこなしていきました。
こどもたちのルールは、ずばり「じゅんばんこね‼」。未満児はとかく「自分」を優先しがちな月齢なのですが、このような遊びを通じた「他者」を意識し、お互いを尊重しながら一緒に仲良く遊ぶということは「協調」という次元へと進むことにもなるので大事にしていきたいと思います。これは、異年齢保育の環境の中でお友だち同士の交わりの中で習得できるのだと思います。その後は、言うまでもありませんが…0歳児→1歳児→2歳児と順番にみんなが運転手さん役やお巡りさん役になって遊び、今回のごっこ遊びも十分に満喫し、ニコニコ笑顔がとても印象的でした。


2017年以前の園便り

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