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園便り

子育てで大事なことpart7

2011年09月04日

「3歳までは、(教育やしつけとかの面で)親が”押し付ける”時期である」と聞くと、かなり反発が出そうです。というのも、教育の専門家の方々は、おそらく子どもの自主性を重んじること、事の本質をじっくり理解させ納得させることが重要と主張されると思われるからです。その対極にあるのが、押しつけ、つめこみであり、丸暗記なのですから…0~1歳の乳幼児期がパターン認識をするのに最適期で、例えば私たち日本人が、生まれてこのかた毎日聞き暮らしてきた日本語を、誰でも不自由なく話せるように、0歳のころからくり返し与えられた(ここでは、言葉の)刺激に対しては、子どもはこれをパターンとして脳細胞の配線に組み込み、その刺激が、難なく、抵抗なく受け入れられるような頭脳がいつの間にか作られるのです。この「パターン時代」にパターンとして頭に焼きつけられた情報は、理屈で納得したり、丸暗記でつめこんだりしたものではありません。私たちが日本語を話すのに、いちいち文法を思い出して話すのではないことからもわかるように、頭の構造自体がそれを受け入れやすいようにできてしまっている。その意味では、こうした能力は、むしろ素質とか才能とも言え、0~1歳からの「パターン時代」に形づくられるとしたら、(言葉だけでなく他の可能性を拓く上で)この時期の子どもの育て方はいくら重要といってもいいすぎではないのではないでしょうか?補足ですが、この時期を逸して同じことを施そうとすると、その時とは比べものにならないくらいの努力・時間が要することをここで改めて再認識しておく必要があると思います。


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