園便り

~楽しいねぇ~、遠足ごっこ~

2020年06月03日 いつかいち(分園)からの園便り

今年も早、折り返しの6月、旧暦の”水無月”。今は丁度、梅雨の時期に当たり、”水・無(ない)・月”とは何ぞや?となりそうですが・・・この呼び名には、(諸説ありますが)新暦では梅雨の明ける7~8月に当たり、梅雨明けで田んぼに水が引かれ、周りを見渡せば「どこの田んぼも水がたっぷり」の状況です。この「無」は漢字の”ない”を指すのではなく、連体助詞の「な」、つまり「水な(=の)月」を意味することになっています。これは10月の神無月もこの説と同様で「神がいない月」ではなく、神を祭る「神の月」を指しています。これから入梅で別の意味で「水の月」の意味合いは増しそうですが・・・
 
今回は時節柄、新型コロナウィルス感染症拡大防止で「3密」を避ける観点から本来の遠足には出掛けられない状況なので、ここは”(お弁当・おやつは無しの)遠足ごっこ”で少しでもその気分に浸ることにしました。その目的地は、すでに何度かみんなでお出掛けしたことのあるピカピカ新設の海老山公園。まずは、みんなで「えい、えい、おっ~!」と勇ましい掛け声を掛けて気合を入れ、一人ひとりの心の内で”安全祈願”もし、出発進行していきました。
 
ご覧のように目的地までの移動方法は、いつもの”お出掛けスタイル”。誘導ロープを挟み、左側に2歳児、右側に1歳児という混合の仲良しこよしの布陣で、少し前まで歩調が上手く合わずギクシャクしていたのも今では懐かしい思い出話。見本となる2歳児が上手に1歳児を誘導していくので、今では鼻歌まじりの余裕すら感じられる雰囲気に成長を感じます。道中には、みんなの大好きな電車が走る線路にカンカン音でお馴染みの踏切り、国道2号線では(好きな子にはたまらない・・・)形も色も色々で見ているだけで心がワクワクする自動車の隊列に目を奪われながらの遠足を楽しんでいます。
 
公園では、まずみんなのお楽しみのかけっこからスタート。みんなは横一列にスターティングポーズを決め、合図と共に童謡・”はしるのだいすき♬”よろしく、元気に駆けだしていきます。ただ、はやる気持ちとは裏腹に手足は思うように動かないのが、悲しい現状・・・そこで、スタッフがすかさず手を差し伸べようとするのですが、それには目もくれずに自力で立ち上がり、何事もなかったかのようにゴールを目指す姿はさすがだなぁ~と感心させられます。みんなは、何かにとりつかれたかのようにリクエストをしては、ひたすら走り込む、といった光景が続けられました。
 
次に、保育スタッフが”しょぼん玉タイム”とばかりにしゃぼん玉を膨らませ、吹き寄せる風に乗りユラユラと舞い上がるのを見たり、両手で捕まえようとしたりしました。それを見ていた2歳児は早速、見よう見まねでジャンプしてしゃぼん玉キャッチに挑戦するかと思えば、「お~い、待てよぉ~」とばかりに追いかける1歳児、と各月齢それぞれに楽しんでいました。また、サッカー選手のように上手にボールを操る子がいるのにビックリ。ただ、そこはまだ未満児の子たちなので知らず知らずにボールはあらぬ方向へ行ってしまい、いつの間にかボールに遊ばれている状況に、思わず笑みがこぼれてしまいました。
 
他にも、ある子がボールを地面に強くバウンドさせ、視界から消える現象に出くわし、みんなは「えっ、ボールはどこ?」と頭をキョロキョロさせることに・・・そして、ボールがふたたび視界に入ると安心した表情に戻り、同じようなボール遊びで盛り上がりを見せていました。園内の遊びもそうですが、数が限られた遊具をみんなで順番に貸し借りすることも定着しつつあるので、こうした遊びを通じ、良好な対人関係の構築に役立っているんだなぁ~と改めて感心させられました。
 
青空の下、元気一杯に身体を動かした後は、当然のごとくお腹がすきますし、遠足の楽しみの一つがお弁当ですね。今回はご覧のような”遠足ごっこ仕様”の給食でした。つぶらな瞳のおにぎり兄弟さんが「お疲れさん!」とでも語りかけてきそうな感じに、みんなはお腹グゥ~グゥ~状態を早速、満たそうとパクパク、モリモリと食が進んでいました。この秋には、この事態も収束し、本来の遠足ができればなぁ~と思う今日この頃。どうぞ願いが叶いますように!!


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