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園便り

~水遊びも あとちょっと・・・~

2020年08月26日 いつかいち(分園)からの園便り

ほとんどのことがそう感じてしまうように、あれだけ「(その時は)暑いなぁ~」と嘆きに近い声を上げ、早く終わって欲しい、くらいに思っていたことなのに・・・その夏も今月の終わり共にサッ~と過ぎ去ってしまうように感じるので、月日の経つのが改めて早く感じてしまうのは人情なのでしょうね。クマゼミ、アブラゼミやミンミンゼミの大合唱に隠れ、印象の薄かったツクツクボウシの鳴き声が目立つようになり、さらに季節の移り変わりを実感させられます。朝夕に若干、ヒンヤリ感は感じられるようになったとはいえ、日中はまだまだ油断の出来ない残暑続きの日々で、こどもたちは水遊びで十分に”涼”を取り、行く夏を惜しむように楽しんでいます。
 
ちょっと前に仲間入りし、当時は寝そべるばかりだった子が今やお座りも上手になり、水遊びでは専用タライに腰を下ろし、水浴びして大喜び!!一方、お家では水遊び大好き派の子ながら集団で遊ぶでは多少、慎重になり様子見を決め込むようで、徐々に遊びに参加しています。
 
水遊びの準備体操的な位置づけは、手作り遊具でタライの水を掬い、ジャア~と水を流し入れて遊んで水慣れをします。その後は、みんなの待ちに待ったシャワーの水浴びで「キャア~!!」と歓声が上がる程の賑わいで水遊びを楽しんでいます。当初は、慣れていない水浴びに不快感丸出しの様子だったのに、今や平気の「へ」の字でモット、もっとぉ~とせがんでくる始末。本当に水遊びが好きになってくれて良かったと思います。
 
水遊び初体験組の0歳児たちの水遊びでは、まずは(水なしの)タライで水遊びの予行演習からスタート。その後、他の月齢の子が水遊びをしているのを窓際で見て、(水遊びへの)免疫学習をし、いざ実践となり、その効果は「大」だったようで泣くこともなく、むしろ普段着のままの様子で水遊びを楽しんでいました。室内では、他の月齢の子が水遊びを楽しんでいる様子を(自分たちのことも想像しているのか)満面笑みの表情で見守ってくれていました。
 
ここで手作り遊具の水遊びの一部をご紹介します。船形の牛乳パックの手作り桶をタライの淵に乗せ、先端を床に置き、水スライダーを作り、次から次へと水を注ぎ流れゆくのを楽しんでいます。また、桶にスポンジを置き水を浸し、水がスポンジに浸透していく様子を不思議そうな顔で眺めています。一体全体、水は何処へ? これもこどもたちにとったは不思議でいい学習になったのではないかな?
 
そんなこんなで遊んでいく内に、手づくり遊具もボロが出て来たので、2歳児が中心となり新たな遊具づくりに取組むことになりました。以前のシール貼りだと芸がないので、今回はそれぞれが好きな色のマーカーで飾り付けをしていくことにしました。最近は、お互いへの意識もバッチリなので、「貸して」や「借りるよ」の貸し借りの言葉のキャッチボールも出来、スムーズな制作活動となっていました。
 
今回、新調した桶は前回のものより一回り大きいサイズなので、前回の船形の遊具を水に浮かべる要領で遊びました。桶を傾けて船形を移動させようと試みるのですが、水の量が十分でないのか、スムーズな移動が出来ません。その都度、水を補充しては、船形の遊具が水の中をプカプカしながら移動するのを楽しんでいました。水遊びの最後の最後は、全身シャワーで汗も流し、すっきり、さっぱりとして室内へと向かいます。残暑の中、水遊びも残り僅かとなりますが、心置きなく楽しみ、来る秋を今度は楽しんでいきたいと思います。


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