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園便り

~パン、パァ~ンとリズムで盛り上がり!!~

2020年09月03日 いつかいち(本園)からの園便り

ギンギンギラギラの灼熱の太陽が容赦ない日差しを送り込み、猛暑日の新記録を更新する勢いだった先月。今月は旧暦、秋の夜長の「長月」。と聞けば、ここ最近は夏本番の頃と比べると、日暮れ時刻が早まり、涼やかな朝と晩が顔を出すことから秋を実感しやすい今日この頃のはず、なのに・・・一方、これからは台風の季節となり、その影響で気温上昇も避けられず油断できない状況が続きそうです。ただ、季節の移り変わりはじきに本格化するでしょうから、体調不良に陥りやすい時期に入りますので体調管理には十分、留意していくようにしましょう!!
 
今回は、こどもたちが大好きなリトミック教室(年少児、年中児および年長児の各クラス)の様子をご紹介します。まずは、年少児の様子からで、先生がまず(トンボ、蝶々にカマキリ)各種の虫のペープサートを見せ、リズミカルに手拍子で虫の音を表現し、今回登場する虫の紹介をしていきます。その後、先生が虫の名、「ちょうちょ」とかをピアノで2拍子や3拍子で弾き、こどもたちはそれを聞き、園児の前にある絵カードを指差して遊ぶというゲームで盛り上がりました。
 

今回、このクラスで最高に盛り上がったのが、マラカスを使ったリズム遊びでした。先生の弾くピアノのリズム・テンポが速くなったり、遅くなったり、その間隔が長かったり、短かったりと不規則なことからこどもたちも聞く逃すまいと真剣に聞き耳を立てます。そして、それを基にマラカスを忠実に振る、という遊びだったので緊張の中にも楽しさが際立つ遊びだったようで盛り上がっていました。

 
次に、年中児クラスは、小さい子には馴染み深い、”いないいないばぁ~”の手遊びで盛り上がりました。特に、この遊びはご存知のように”いない、いない”の台詞で顔を両手で隠し、”ばぁ~~”で両手を観音開きの要領で開き、ご対面となるので笑いの絶えない遊びなのはご存知の通りです。他にも、言葉に合わせて手拍子をするリズム遊びやピアノが弾かれている間は歩く”おさんぽ”遊びに季節感満載の花火カード遊びと盛り沢山の内容で盛り上がりました。
 

ご覧のように、二人でペアとなって楽しむリズム遊びでは、「○○ちゃん、一緒にやろ~!」と互いに目と目を合い、早々に誘い合い、「パチパチ✋」と」上手に手拍子を取ったり、手を繋いでユラユラと揺らしたりして、息のあったリズム遊びで楽しいひとときを過ごしていました。他にも、みんなに好評なスカーフ遊びでは”ギュっ!”と丸め、両手でゆっくりと広げ、リズム音に合わせ、ユラユラと揺らして遊ぶのが楽しかったようです。お片付けも今では手慣れた感じで、四隅を合わせて、きちんと片付けが進んでいました。
 
年長児クラスも まずは”いないいないばぁ”の手遊びで準備運動がてら身体慣らしをし、次に”りんご”、”かき氷”などの食べ物の言葉を使って、動作を加えながらのリズムを楽しむ活動を行いました🍎
 
年長児クラスで好評だったのが、みんなで円陣を組み、スイカのボールを回して遊ぶ、”スイカ回し遊び”でした。まず、最初の人から「ス・イ・カ、どうぞ!」のリズムに合わせ、スイカのボールを次から次へと回していき、最後の最後にスイカを手にした人が(罰ゲーム的に)スキップで一周するというもの。誰が最後になるか、ドキドキもあってスリルを楽しみながらのひとときはこどもたちにはこの上ない楽しみだったようです。もう一つのご覧の様子は、マグネット上に並べられた果物や食べ物(個々にリズムが割当ており、例えば、パンならパァ~ンと2拍子といった調子)の並べ順でリズムの調子が変化し、その変調を口ずさみと手拍子とで楽しむもの。こどもたちにはどれも変化があり、楽しめているようで何よりでした。

 
~年少児クッキング教室(野菜ジャム編)~
夏野菜は数多くある中、みんなにも馴染みのある胡瓜とトマトを使ったジャムづくりに挑戦しました。こどもたちにはジャムと言えば、多分果物を連想するでしょうから、”(夏野菜の)胡瓜とトマト”と聞いて、「えっ~、何言ってんのぉ~?」といった一様に半信半疑の反応に終始していた年少児たち・・・でも、そこはいつも美味しい給食を作ってくれる調理スタッフの話でもあり、進んで参加していました。あらかじめ野菜を千切りや輪切りといった形で切り分けたものをジップロックに入れた状態で準備しておきます。そして、その中に甘味を加えるために砂糖を入れ、後は「美味しくなぁ~れ!」とばかりに手でジュレ状になるまで揉んでいきます。
 

そうこうしている内に、みんなの袋の中は野菜の形もなくなってきたことからボールに集め、見事にジュレ状に仕上げることに成功しました。この後の工程は、調理スタッフに任せるとして、後は午前の活動に戻り、午後のおやつの時間に期待が高まるばかりとなっていました。そして、おやつの時間に出されてきた、いつもと姿形は何ら変わらないジャムサンドイッチ。こどもたちも午前中の疑い深さは何処へやらで実際、ジャムの風味は野菜本来のものが感じられるものの、味自体はイチゴなどの果物と何ら遜色のない甘味だったので食が進んでいたので安心しました。

 

ただ、今回のクッキング教室に不参加の年中&年長児の中には”野菜”と聞いただけで拒絶反応を示し、お皿の上の野菜ジャムのサンドイッチに手が伸びない様子。「私、関係ないよぉ~」と知らん顔でジッ~と他の食が進む子の食べっぷりを観察することに徹し、時間オーバーで食べないことを目指しているように見えました。ただ、そこは折角、年少児が頑張って作った野菜ジャムなので一口も口にしてもらいたい一心で半分だけ、の約束で何とか重い腰を上げる感じて食べていたのは印象的でした。今後もクッキング教室を通じ、みんなが色んな食材をバランスよく食べるきっかけづくりができればと思っています。次回はどんなことにチャレンジするのでしょうか、お楽しみに!!


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