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園便り

~自分のことは自分で、の精神は大切!~

2020年09月09日 いつかいち(本園)からの園便り

9月に入り、秋めいてきている半面、外はまだまだ汗ばむ今日この頃・・・そろそろ秋桜と表記されるコスモスや目にも目映い(赤や白の)彼岸花が目を楽しませくれ、秋への移ろいも進み、青空の下で心地よい風が吹き抜ける日もそう遠くはないでしょう。これから外遊びも本格化し、こどもたちは栗や柿の熟す様子や木々の葉の紅葉などを目にし、季節の移り変わりが実感できるといいなぁ~と思います。来月初めには運動会も予定されていたり、園で栽培中のサツマイモもそろそろ収穫時だと思います。コロナ禍ではありますが、今できる各種行事を通じ、こどもたちなりに色んな秋を実感し、心の思い出の1ページに加えてもらえるといいなぁ~と思います。


今回は、就学準備として各月齢で取組んでいる身の回りのことをご紹介します。
【年少クラス】
年少クラスは、2つのことを頑張っています。一つは、朝の(登園後の)お支度や身の回りの整理整頓。以前、難しそうにしていたスモックの着脱や(一つに包めるようにまとめる)靴下の片付けを頑張っています。最初は、「出来ない」の一点張りだった行動にも一人が成功すると、その姿に感化され、自分も後に続けとばかりに頑張る、といった前向きな動きや頑張りに繋がっているように感じます。スモックも脱いだら脱ぎっぱなし、で表裏関係なく仕舞っていたのが裏返ったものを元に戻す、といったことにまで意識して頑張っているのは素晴らしいと思います。

二つ目は、フォークやエジソン箸などのしつけ箸から本来の箸への移行に取組んでいます。”言うは易し、行うは難し”で今まで馴れ親しんだ動作を変えるのは至難の業・・・でも、そんな困難(に思えること)にも何人かの先行組や年中や年長組の回りの影響から、すぐに「出来ないっ~」と諦めるのではなく苦戦しながらも箸の持ち方、使い方を工夫し、おかずを掴んだり、お茶碗に残った米粒集めを頑張っています。少し前まで”あんなこと”や”こんなこと”で苦労していたなぁ~と思っていたら、いつの間にか「先生、出来たよぉ~」と満足のドヤ顔を見せてくれます。こどもの成長は、本当に目が離せません。これからも頑張って、いろんなことに挑戦し、身の回りのことを自分で出来るようになり、自信をつけていって欲しいなぁ~と心より願っています。

【年中クラス】
年中クラスは、給食時にお茶碗に付いているご飯粒や残り少なくなったおかずを掻き込むのではなく、箸を使って最後まで食べる、という目標を立て取組んでいます。昼食時は、お友達との会話が弾みますが、時間を意識して”長い針が12までに食べ終わろう!”や”野菜苦手だけど一口は頑張って食べてみる・・・”といったことで一人ひとりの苦手意識を克服するよう取組んでいます。多分、お家では敬遠しがちな嫌いな食べ物も園では集団活動の効果から口にしてみる、意外と美味しいということに気づき、実食するということに繋がり、「嫌いだったけど、食べれたぁ~」という箸使い共々、いい食育の場が展開されている相乗効果に喜びが隠せません。

午睡明けのルーティンが、自分の寝具を丁寧に畳むことに取組んでいます!当初は、寝起きで機嫌も良くないこともあり、「できな~い」と諦めていたのですが・・・今では、それが嘘のように別人で手際よく片付けに頑張っています。それは例えば、おやつのこと等のお楽しみを口にしながらテキパキと楽しみながらの行動なのも感心できるところです。一方、(寝具サイズが)大きくて一人では無理な時には隣の子の手を借りながら片付ける、といったように自分のことは自分でするということを実践しているのは素晴らしいと思います。こんな仲間意識の下、お互いに助け助け合い、高め合うような間柄を大切にし、身の回りのことが着実に出来るようになり、自信を深めていってもらえるのは何よりと感じています。

【年長クラス】
年長クラスともなると、園での最年長という自覚とプライドが芽生えるようで、いろんなことに前向きに最後まで取り組む姿は流石と感心させられます。目の前の活動以外にも、事前準備等にも目がいくようになり、そういったことへの目配りに加え、行動が出来ているのも素晴らしい成長ぶりと言えます。例えば、朝の会などで「先生!机(や椅子)運ぶの手伝うよ!」や「みんなで一緒に運ぼう!」といった声が飛び交うのがその表れの一つです。このように見通しを持ち、必要とあれば事前に準備をする、といった動きまでできるようになってきているのを心強く感じますし、就学前準備をさらに進めていって欲しいなぁ~と大いに期待しているところです。


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