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園便り

~敬老の日に向けたプレゼント~

2020年09月16日 いつかいち(本園)からの園便り

今月初め、日本列島に接近し、被害が心配された大型台風9号&10号ですが、進路が逸れたことに助けられましたね。ここ数日の秋模様の天候からは想像しにくいのですが、南シナ海の海上の水温は依然、高く台風11号がいつ来てもおかしくないとの予報が出ていましたが・・・こちらはすでに熱帯低気圧となり、ベトナム方面へ西進したとのことなので一安心。ただ、自然災害は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」頃に顔を覗かせるのが常ですから、コロナ禍同様に引き続き、気をつけていく必要がありそうです。また、「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、ここ最近は随分と日の入りが早くなり、気温変化も急でヒンヤリから肌寒さを感じる日も間近のよう。どうぞ体調管理には十分、気をつけていくようにしましょう!!
 
来週21日の「敬老の日」に向け、各月齢で敬老プレゼントづくりをしましたので、その様子をお伝えします。 まずは、年少クラスはたんぽ棒deポンポン飾りに染め紙の写真立てを作りました。 保育スタッフが「これからおじいちゃん&おばあちゃんにプレゼントを作るよぉ~」と伝えると、心の中に楽しい思い出が浮かんできているようなニコニコ笑顔で「うん、つくるぅ~!!」と諸手をあげる歓迎ぶりで、制作が進んでいきました。

  
手始めに取組んだのがタンポ棒によるポンポンと花束の花に水玉模様をつけていきました。みんなは楽しく、思ったような出来映えに近づけるからでしょうか、大好きな技法の一つとなっているようです。ですから、それは一人ひとりが無心に取組んでいる姿が物語っていました。それと、いつもはにじみ絵が主だったのですが、今回は和紙を直接、絵の具の中に入れ、滲ませるというか染めていく技法に取り組みました。絵の具の中に入った和紙がジワジワと絵の具に染まっていく様を「わぁ~、色がぁ~」「すっ~ごいっ~!!」と興奮気味に色の変化を楽しんでいました。

 

次に、年中クラスは”空き箱deペン&小物入れ”づくりをしました。まずは、土台部分に 赤、黄、水色および緑の4色を綿棒を使い、細やかなデザインを施していきます。小物入れ辺りをお花を描くような飾りを入れたり、2色を交互して規則的な配色で見た目も鮮やかなデザインだったりとそれぞれが工夫したものを仕上げていきました。小物入れにはおじいちゃん&おばあちゃんの似顔絵を飾ることにしたので、みんなはこちらも十二分に腕を揮い、微笑ましい中にも素晴らしい似顔絵に仕上げていきました。

 
似顔絵を描く際には、「メガネはかけていたかな?」や「髪はどうだったかなぁ~?」と思い起こしながら、細部にわたりこだわりをもって似顔絵を描いていきました。中には、おじいちゃん&おばあちゃんの好きな色も思い浮かべながら作品に取り入れるなど、思い入れの強いものとなっています。それぞれのパーツが出来上がったところで、組み立ての工程となり、「どこに(どう)貼ろうかなぁ~」と思案すること暫し、他の子の出来映えを確認したりしながら、自分のイメージする作品づくりに没頭し、一人ひとりが満足いく作品を仕上げていきました。

 

最後の年長クラスは、というと(似顔絵とメッセージが包まれた)花束づくりをしました。日頃より、習字教室や絵本などでひらがなに親しむ機会が増え、実際に「字」が書けるくらいになってきたのでメッセージの「げんきでいてね」、「ありがとう」や「だいすき!」などの感謝や願いを気持ちを込めて形にしていたのは流石だと思いました。

 

実は、このメッセージにはちょっとした仕掛けがしてあり、書いたメッセージはアルミ箔で覆われていて、引っ掻いて開け、メッセージを確認するようになっていますので、どうぞお楽しみになさって下さいね。
 
最後の仕上げは、おじいちゃん&おばあちゃんの似顔絵となります。年中クラス同様に、一人ひとりが「おじいちゃんはねぇ~」と目をつぶり瞼に思い浮かべ、目や口の輪郭や肌の色など丁寧な描写にこだわるように時間をかけて、描いていました。どうぞ、そんなこどもたちの切なる思いが似顔絵やメッセージでおじいちゃんやおばあちゃんに届きますように!!

 

当園も駅前の当地へ移転する前から定期交流している老人施設が分園同様にあり、「敬老の日」や「年末のお餅つき大会」等で楽しいひとときを過ごさせてもらっています。しかし、今年は目に見えない難敵のため、それも残念ながら叶わない状況・・・ただ、実際にお会いできないまでも、こどもたちのおじいちゃん&おばあちゃんへの思いは変わらないので、それを形にしてお届けにあがろうということで、敬老プレゼントづくりをしました。
 
深まりゆく秋ということで夕焼けの中、野に咲くコスモスと戯れるトンボといった構図で年少から年中のみんなが力を合わせて仕上げた力作となっています。こちらも面会は当面、難しいということで園の代表がみんなに成り代わって届けに行き、施設の方から感謝の言葉と共に施設の方の手作りお魚釣りセットを頂戴することになりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。また、おじいちゃん&おばあちゃんからこどもたちの笑顔が見たいとの要望がある、とのことでしたのでこちらは後日、リモート面会にてお会いすることも約束してきました。来週には実現予定ですのでまたご紹介しますのでよろしくお願いします。


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