新年度の4月も早いもので終わりを告げようとしている中、いよいよ”端午の節句”やGWが控える5月が間近となりました。当初、保護者との別れ際だけでなく、日中も不安定な状況が続いていました。しかし、そんな状況も月半ば過ぎ頃には、嘘のように一変。こどもたちの順応性の高さを証明するかのように”保育園生活”に慣れてきた様子が見て取れるようになりました😊元気にニコニコ笑顔で「おはよう～」と登園するだけでも大変な変わり様なのですが、それだけにとどまらず「ママ、行ってらっしゃ~い」とお母さんの背中を押す応対ぶりには驚きの一言です。それから、お母さんの姿が見えなくなる頃には「せんせ～、今日はね～、パズルで遊ぶんよぉ～」とか「○○くん、何して遊ぶ～？」とお友だちに遊びを促す姿までも見受けられるようになってきました。そこには入園当初の”涙”が懐かしいいくらいの変りっぷりとなってきました。保護者の方からすれば嬉しい反面、寂しいという一面もあり、複雑な心境に陥りがちでしょうが…
　
そんな入園当初の不安定な状況からは、お友だちは全てと言っていい程、口にすることがままならない状況が続いていました。ですから、この月齢時期には、ただでさえ”食”が進まない葉物野菜には当然のことながら見向きすらしませんでしたし、デザートのスウィーツでさえ口にするのは稀の状況が続いていました。それもこれも、園生活に慣れてくると空腹には勝てない場面が多くなってきたようです。従来、ご飯だけしか口にしなかった子も自らの意思でおかずやデザートに手がのびるようになってきました。それも、「食べさせてもらう」よりも（自分のことは自分で、ではありませんが）自ら食器を手にし、（こぼしながら食べるのは、ご愛嬌ですが…）好きなものを食べ進めていく姿には改めてたくましさを感じずにはおられません。
　
また、異年齢保育の効果だと思われることが他の子が箸を使っているのを見ると、すかさず”自分も”と挑戦する場となり、成長を促す機会を得ることになるのが何よりだと感じています。「せんせ～、見て見て～、こう？こう？」と持ち方を確認することからはじまり、ぎこちない箸使いながらも一生懸命に取り組む姿には感心させられます。このような”こどもの世界”の中でお互いに刺激し合い、学び合う姿は、昨今の少子で核家族化する家庭環境の中にあっては大変有意義で貴重な時間を共有できているのではないかと思います。今やこどもたちの間では、（手作りの）お昼ご飯だけでなくおやつも園生活の中で楽しみなひとときとなってくれているようなので何よりと感じています。来月には遠足がてらにお出掛け予定。その際には、こどもたちに人気の給食をお弁当箱に詰め、清々しい気候も調味料として加わることからさらに美味しいお弁当を満喫できること請け合い、だと思います。さぁ～、これからいろんなことがこどもたちのお楽しみとなりますように!!