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園便り

平和学習&🍪手作りおやつ

2018年08月06日 ふるいちからの園便り

連日連夜の記録的な不快指数は、身と心に大きな負担となっています。そんな中でも、木の幹に埋め込まれた卵から孵化し、幹を伝って地中へ。数年の土の中の幼虫生活を経、晴れて成虫となり、賑やかな夏を演出する蝉の大合唱はまるで「元気だしてよぉ~!」とエールを送っているようでもあります。日々の蝉の鳴き声は健気に見える反面、その一生はなんと一週間程度で自らに与えられた一生を全うするかのように精一杯に装う姿が心を打ちます。そんな蝉の一生からこどもたちが”命の尊さ”を感じ、大切にしてくれる機会になることを願って止みません。そんな折、今年も8月6日を迎えることとなりました。朝の会がいつもと変わらない形でスタート。「今日は、何月何日何曜日、天気は?」の問いに、あどけない調子で「8月6日月曜日、晴れ~」と応えるこどもたち。

今日は当地にとっては、いや世界にとっても忘れてはならない、きちんと心に刻み、次に人類が進むべき道を考える起点として大切にしたい日。ですから、こどもたちには少し難解なテーマかもしれませんが、稽古はじめの観点からあえて取り組むことにしました。おもむろに「今日は原爆記念日という日なんだよ。」から話がはじめました。「それはね、皆も時々、お友だちと喧嘩をすることがあるよね。そして、仲直りできるよね?!」と普段の様子と比較しながら、話は核心部分へと進みます。

「昔、アメリカという国とみんなの日本という国が喧嘩をして、73年前の今日と同じような暑い日に飛行機から💣爆弾を広島に落としたの。それで、火傷をして死んだ人、ガラスが刺さって大怪我をした人で大変だっただよぉ。しんちゃんという3歳の男の子👦が朝、🚲三輪車にのって遊んでいたら”ピカ、ドーン🔥”と光って死んでしまったんだよ。かわいそうだね~」と話を進めて行くと小さいお友だちも大きいお友だちも真剣なまなざし👀で身動き一つしないで聞いていました。各机に配られた被災の写真を目の当たりにし、こどもたちは「>_<)痛いって言ったかね~」や「熱かったかね~」と率直な感じを口にし、何やら只ならむものを感じ入っていた様子で、何よりと感じました。そこで、現状を改めて「今はねぇ、お互いに仲直りをしたんだよぉ。みんなも、お友だちと仲良くしようね!」説明し、教えを再確認し合いました。

それと、そんな精霊を弔う行事として「今日の夜は灯篭流しと言うのもあるんだよ、お盆にはお墓参りと言うのもあるんだよ。」と付け加えると、「お墓参りにパパとママと行くよ。」と応じる以上児の姿もありました。これから当地で進められている平和学習の一端が、こどもたちの心に芽生えていくきっかけになれば幸いです。

🍪カレーの具材に触れる前回からクッキーづくりに挑戦した🍪今回のクッキング教室。では、その様子をご覧いただきましょう!!まずは、いつものように調理スタッフからクッキング教室の内容を説明するところからスタート。

今回はクッキーづくりですから、のし棒で生地を延ばしていくことにしました。スタッフに手を添えられながらも生地が段々と整形されていくと「わ~っ!こんなになったよ~。」と戸惑いの声。しかし、「大丈夫‼大丈夫‼」と励まされながら、さらに頑張って延ばしていきました。皆で頑張った生地を今度は成型していきます。一人ひとりが「何にしようかな~?💖ハートにしようかな~、ちょうちょにしようかな~」と思案に暮れながら、決まったらパッと型抜きを進めていく大胆さも見せながらの楽しいクッキング教室となりまました。

最後の仕上げにトッピング選びが始まりました。ある子は「レーズンとお星さま★にする~」だったり、また他の子は「ゼリーにする~」と思いのこもったオリジナルクッキー🍪が次々に出来上がっていきました(*’▽’)‼ おやつの時間は、自分たちの傑作の数々を前にし「クルクルしたねぇ~」や「楽しかったねぇ~」と作るのと食べる楽しさが同居し、食も進んだ食育活動となりました。さて、次回はどのようなクッキングがこどもたちを待ち受け、楽しませてくれるのでしょうか?こうご期待下さい!!
 


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