2020年02月05日 ふるいちからの園便り
今年は暖冬のままで春の幕開けを待つだけ、と胡坐(あぐら)を搔きかけた今日この頃でしたが、今週末近くに厳寒波が押し寄せていきました。今年はきっと見ることもないだろうと高をくくっていた”雪”も「小雪がちらつく・・・」程度には見られました。ただ、数年前にあった大雪の際には、「降らないでぇ~」と懇願していたのを思い起こすとで随分と勝手だなぁ~とつくづく反省してしまうのですが・・・この寒波は一時的で、今冬は残念ながらこれで終止符が打たれそうです。いずれにしましても、感染症の勢いは収まっていないようですので予防対策は万全にし、この冬を乗り切っていくようにしましょう!! 1階では、0&1歳児が自分がつくった鬼のお面を被り、鬼退治用に準備した豆入れに豆を補充して準備万端、その時を待っていました。まずは、”泣き虫”や”怒りん坊”など、いろんな鬼が登場する絵本で節分のお勉強をしていると・・・急に玄関先が騒々しくなり、ついにはドンッ、ドンッ~と玄関を叩く音と共に扉が開き、「うわぁぁぁぁぁぁぁ~っ!!」と奇声を上がったと思ったら、見たこともないくらいのおぞましい形相の鬼が一気に乱入してくるではありませんか・・・あまりにも突然で、あまりの恐ろしさからフリーズする子、「キャ~」と大声を上げながら逃げ惑う子・・・にこやかな雰囲気の保育室が凍てつくような怖さのパニックルームへとたちまち変貌していきました・・・ 鬼は「悪い子はいないか~っ!」と園内を隈なく園児を追いかけ回します。すると、防戦一方の中、一人勇気を振り絞り、鬼退治のために豆をぶっつけようと立ち上がる子がいました。そんな奮闘ぶりをそっ~と窓の外から窺う、白い影がありました。 めざとく見つけた保育スタッフが、「あっ~、福の神さんだぁ~」の声に促されるように窓の外に突如、姿を現した白装束姿に注目が集まりました。その”福の神”は優雅に保育室に歩を進め、みんなを困らせている鬼を諭すように、「退散しなさい!」と扇子を一振りして鬼退治をしてくれました。さすがの鬼も福の神には敵わないとばかりにとっとと退散していくのですが、その先は外ではなく2階へと進んでいきました。 福の神のおかげで1階にも平静がもたらされ、こどもたちもホッとした表情になり、いつもの温和な笑顔も戻り、感謝の気持ちを込め、福の神とハイタッチをする余裕も見られるようになりました。 一方、2階のみんなは1階での惨状など露知らず状態で、”節分”の由来を学び、豆まき用の豆が一人ずつに配られていき、その先に何が待っているのかは全く見当もつかない・・・感じで時間が経過しようとしていました・・・ そこへ、福の神から逃れて来た邪悪な赤鬼が今度は2階の以上児たちへと魔の手を伸ばそうと入口ドアを力加減もせず「ドン、ドン~」と音をさせたかと思ったら、勢いよく部屋へ入り込んできました。そして、手当たり次第に目の前の子を捕まえていき、こどもたちは1階同様にパニック状態へと陥っていきました。 ただ、1階とは違い、年長&年中児は突然の乱入者に戸惑う2&3歳児に代わり、彼らを守るようにサークルを作り、勇敢な姿で鬼退治をしてくれました。 そんな豆戦士には敵わないとばかりに、無防備な保育スタッフに矛先を変え、捕まえようとしていました。それを阻止すべく、みんなは豆まきで必死に保育スタッフを守ろうとしていました‥・ そこへ、1階でこどもたちを救ってくれた福の神がようやく2階にも登場ということになりました。それまで悪さし放題の赤鬼は、「またかぁ~」という思いで今度ばかりはと逆襲にでようとしますが、そこは福の神の魔法の扇子が1階同様に効果てきめんで1振りで鬼を退散に追い込むことに成功しました。福の神も役目を全うしたとばかりにいつの間にか、姿が見えなくなっていました。 このように鬼も居なくなり、ホッと一安心していると鬼退治で大量に使用した豆が床に所狭しと散乱していました。これにはみんなで「どうするぅ~」から「えぃ~、みんなで集めて綺麗にしよう!!」と床の大掃除がはじまりました。 床掃除の一仕事を終えたみんなを待っていたのは、別に用意していた福豆を自分の年齢より一つ多い数分が配布され、みんなで口へと運び、パクパクと仲良く食していきました。これでみんなの心の鬼退治と同時に健やかな一年が福豆でもたらされるといいですね?! <行事食> 給食には”恵方巻”、そしておやつには”(愛らしい鬼をあしらった)クッキー”が準備されていました。恵方巻の具材には、こどもたちに好評なシーチキンときゅうりが巻かれていて、今年は福の神が”西南西”の方角に居るので、その方角を向いて、おしゃべりしないで食べる、ということを伝えました。みんなは、その方角に向かい、黙々と食べていました。
一方、おやつの”おにクッキー”はご覧のように見た目からみんなからは「かわいーっ」と口々から感想が上がるものの、(見た目と食欲は違うとばかりに)パクリと一気にお口の中へと消えていきました。日本古来の伝統行事もこうして無事終え、みんながこの一年、無病息災で過ごせますように、と願うばかりです。
今年は暖冬のままで春の幕開けを待つだけ、と胡坐(あぐら)を搔きかけた今日この頃でしたが、今週末近くに厳寒波が押し寄せていきました。今年はきっと見ることもないだろうと高をくくっていた”雪”も「小雪がちらつく・・・」程度には見られました。ただ、数年前にあった大雪の際には、「降らないでぇ~」と懇願していたのを思い起こすとで随分と勝手だなぁ~とつくづく反省してしまうのですが・・・この寒波は一時的で、今冬は残念ながらこれで終止符が打たれそうです。いずれにしましても、感染症の勢いは収まっていないようですので予防対策は万全にし、この冬を乗り切っていくようにしましょう!!
1階では、0&1歳児が自分がつくった鬼のお面を被り、鬼退治用に準備した豆入れに豆を補充して準備万端、その時を待っていました。まずは、”泣き虫”や”怒りん坊”など、いろんな鬼が登場する絵本で節分のお勉強をしていると・・・急に玄関先が騒々しくなり、ついにはドンッ、ドンッ~と玄関を叩く音と共に扉が開き、「うわぁぁぁぁぁぁぁ~っ!!」と奇声を上がったと思ったら、見たこともないくらいのおぞましい形相の鬼が一気に乱入してくるではありませんか・・・あまりにも突然で、あまりの恐ろしさからフリーズする子、「キャ~」と大声を上げながら逃げ惑う子・・・にこやかな雰囲気の保育室が凍てつくような怖さのパニックルームへとたちまち変貌していきました・・・
鬼は「悪い子はいないか~っ!」と園内を隈なく園児を追いかけ回します。すると、防戦一方の中、一人勇気を振り絞り、鬼退治のために豆をぶっつけようと立ち上がる子がいました。そんな奮闘ぶりをそっ~と窓の外から窺う、白い影がありました。
めざとく見つけた保育スタッフが、「あっ~、福の神さんだぁ~」の声に促されるように窓の外に突如、姿を現した白装束姿に注目が集まりました。その”福の神”は優雅に保育室に歩を進め、みんなを困らせている鬼を諭すように、「退散しなさい!」と扇子を一振りして鬼退治をしてくれました。さすがの鬼も福の神には敵わないとばかりにとっとと退散していくのですが、その先は外ではなく2階へと進んでいきました。
福の神のおかげで1階にも平静がもたらされ、こどもたちもホッとした表情になり、いつもの温和な笑顔も戻り、感謝の気持ちを込め、福の神とハイタッチをする余裕も見られるようになりました。
一方、2階のみんなは1階での惨状など露知らず状態で、”節分”の由来を学び、豆まき用の豆が一人ずつに配られていき、その先に何が待っているのかは全く見当もつかない・・・感じで時間が経過しようとしていました・・・
そこへ、福の神から逃れて来た邪悪な赤鬼が今度は2階の以上児たちへと魔の手を伸ばそうと入口ドアを力加減もせず「ドン、ドン~」と音をさせたかと思ったら、勢いよく部屋へ入り込んできました。そして、手当たり次第に目の前の子を捕まえていき、こどもたちは1階同様にパニック状態へと陥っていきました。
ただ、1階とは違い、年長&年中児は突然の乱入者に戸惑う2&3歳児に代わり、彼らを守るようにサークルを作り、勇敢な姿で鬼退治をしてくれました。
そんな豆戦士には敵わないとばかりに、無防備な保育スタッフに矛先を変え、捕まえようとしていました。それを阻止すべく、みんなは豆まきで必死に保育スタッフを守ろうとしていました‥・
そこへ、1階でこどもたちを救ってくれた福の神がようやく2階にも登場ということになりました。それまで悪さし放題の赤鬼は、「またかぁ~」という思いで今度ばかりはと逆襲にでようとしますが、そこは福の神の魔法の扇子が1階同様に効果てきめんで1振りで鬼を退散に追い込むことに成功しました。福の神も役目を全うしたとばかりにいつの間にか、姿が見えなくなっていました。
このように鬼も居なくなり、ホッと一安心していると鬼退治で大量に使用した豆が床に所狭しと散乱していました。これにはみんなで「どうするぅ~」から「えぃ~、みんなで集めて綺麗にしよう!!」と床の大掃除がはじまりました。
床掃除の一仕事を終えたみんなを待っていたのは、別に用意していた福豆を自分の年齢より一つ多い数分が配布され、みんなで口へと運び、パクパクと仲良く食していきました。これでみんなの心の鬼退治と同時に健やかな一年が福豆でもたらされるといいですね?!
<行事食>
給食には”恵方巻”、そしておやつには”(愛らしい鬼をあしらった)クッキー”が準備されていました。恵方巻の具材には、こどもたちに好評なシーチキンときゅうりが巻かれていて、今年は福の神が”西南西”の方角に居るので、その方角を向いて、おしゃべりしないで食べる、ということを伝えました。みんなは、その方角に向かい、黙々と食べていました。
一方、おやつの”おにクッキー”はご覧のように見た目からみんなからは「かわいーっ」と口々から感想が上がるものの、(見た目と食欲は違うとばかりに)パクリと一気にお口の中へと消えていきました。日本古来の伝統行事もこうして無事終え、みんながこの一年、無病息災で過ごせますように、と願うばかりです。