2020年05月20日 いつかいち(分園)からの園便り
今月初旬の立夏では感じなかったものが、下旬には本格的な暑さを感じ、夏の近さを感じる今日この頃となりました。いよいよ夏近し、しかし、その前に暫しの小休止に”梅雨”がお出まし、となります。それにしても、このところ各地で頻発する地震の動向も、これからの暑さ本番同様に気になるところです・・・”みんなde静かに過ごしたGW”のおかげで感染症も徐々に縮小傾向となってきていますが、未だ特効薬がありませんので引き続き、細心の注意を払いながら日常生活が徐々に再開できるように頑張っていきましょう!! こどもたちが園で楽しみにしている活動の一つが”クッキング教室”、今回はその様子をお伝えします。いつもならこどもたちが”旬”の食材に直に触れ、調理の一工程を体験するのがこの活動の鍵となっているのですが・・・時節柄、それは控えることとし、今回の食材の”そら豆”を見、触れ、嗅ぐことで体感してもらうことにしました。まず、絵本”そらまめくんのベッド”の読み聞かせからスタートし、調理スタッフが実物のそら豆の鞘を開いて「そらまめくんのベッドはここです」と見せてくれました。さらに「ベッドはフワフワだよぉ~」とすでに豆を取り出した後の鞘を一つひとつ、みんなに手渡して感触を確かめてもらうことにしました。 みんなは早速、絵本を思い出すように手渡されたそら豆の鞘の内側に指を当て、実際にどうなのか、その感触を確かめていきました。するとどうでしょう、そのフワフワ感から「なぁ~るほど、これならそら豆くんもぐっすりだよなぁ~」と得心がいったような顔をしていたのが印象的でした。 さらに、そら豆の探求は手触りから匂いへと移っていきます。調理スタッフがある子の鼻に豆をかざし、「どんな匂い?」と尋ると「パン!」との回答が・・・(そんな馬鹿な・・・と)半信半疑の保育スタッフも「パンの匂い~」と意外や意外な反応。その後、他の子も同様に口々に「パン~」の回答が続きました。こどもの感性の鋭さに驚かされるばかりでした。その後、食欲をそそる匂いに思わず「あ~ん」と口を開け、食べようとする子も出てくる始末。これには一同、ほっこりさせられたのは言うまでもありません。 次に、ある子が鞘を真剣なまなざしで持ち、両手でひねったり、折ったりして感触遊びが続いていました。そうこうしていると「音がするよぉ~」と鞘が折れる際のパキ、パッキ~と小さな音がなることを発見し、音遊びに転じていました。「すごいねぇ~、発見だね!!」と褒めると、満更でもなさそうな顔で音遊びを楽しんでいました。さらには、そら豆の開いた鞘を重ね合わせ、元の状態へと戻そうとする子もいたりと、こどもたちの興味感心は尽きないようでした。このように食材に純粋に興味感心を持ち、触れ、感じ、そこからの学びの場はこどもたちには貴重ですので今後も継続して取組んでいきたいと思います。 今回は、給食の時間に塩ゆでされた”そら豆”が出されました。こどもたちからは「そらまめくんあったー」や「ここ、あるよ~」と親しみのこもった言葉が次々と発せられ、何の違和感もない感じで口の中へと消えていきました。中には、生のままとゆで上がった時とでは、匂いの違いがあり、多少戸惑いを見せる子もいましたが、食べてみると「なかなかいけるじゃないか」とばかりに満面の笑みが物語っていました。このように実食につながるクッキング教室は何よりだと感じています。 ☆お・ま・け☆ こども大好きなご近所さんのお話です。みんなは その方が園の前を通り掛かると、顔馴染みとあって「おじいちゃ~ん!!」や「おじいちゃん来た~」と声が上り、こどもたちの間で”人気者(?)”であることが分かります。ですから、おじいちゃんもこどもたちへの思いは尋常ではなく、ある日わざわざ「アコヤ貝を見せてあげて」と保育園に大きな貝の殻を持って来てくださいました。みんなは、自分の顔程の大きさに後ずさりしたり、興味津々で身を乗り出したりと反応は様々。貝の突起は「硬いねぇ~」や貝の内側は「ピカピカッ~」とお得意の観察も忘れていませんでした。こんな地域の方との交流から子育てへの支援にも繋がっていきますので今後も大切にしていきたいと思います。おじいちゃん、いつもありがとうございます。
今月初旬の立夏では感じなかったものが、下旬には本格的な暑さを感じ、夏の近さを感じる今日この頃となりました。いよいよ夏近し、しかし、その前に暫しの小休止に”梅雨”がお出まし、となります。それにしても、このところ各地で頻発する地震の動向も、これからの暑さ本番同様に気になるところです・・・”みんなde静かに過ごしたGW”のおかげで感染症も徐々に縮小傾向となってきていますが、未だ特効薬がありませんので引き続き、細心の注意を払いながら日常生活が徐々に再開できるように頑張っていきましょう!!
こどもたちが園で楽しみにしている活動の一つが”クッキング教室”、今回はその様子をお伝えします。いつもならこどもたちが”旬”の食材に直に触れ、調理の一工程を体験するのがこの活動の鍵となっているのですが・・・時節柄、それは控えることとし、今回の食材の”そら豆”を見、触れ、嗅ぐことで体感してもらうことにしました。まず、絵本”そらまめくんのベッド”の読み聞かせからスタートし、調理スタッフが実物のそら豆の鞘を開いて「そらまめくんのベッドはここです」と見せてくれました。さらに「ベッドはフワフワだよぉ~」とすでに豆を取り出した後の鞘を一つひとつ、みんなに手渡して感触を確かめてもらうことにしました。
みんなは早速、絵本を思い出すように手渡されたそら豆の鞘の内側に指を当て、実際にどうなのか、その感触を確かめていきました。するとどうでしょう、そのフワフワ感から「なぁ~るほど、これならそら豆くんもぐっすりだよなぁ~」と得心がいったような顔をしていたのが印象的でした。
さらに、そら豆の探求は手触りから匂いへと移っていきます。調理スタッフがある子の鼻に豆をかざし、「どんな匂い?」と尋ると「パン!」との回答が・・・(そんな馬鹿な・・・と)半信半疑の保育スタッフも「パンの匂い~」と意外や意外な反応。その後、他の子も同様に口々に「パン~」の回答が続きました。こどもの感性の鋭さに驚かされるばかりでした。その後、食欲をそそる匂いに思わず「あ~ん」と口を開け、食べようとする子も出てくる始末。これには一同、ほっこりさせられたのは言うまでもありません。
次に、ある子が鞘を真剣なまなざしで持ち、両手でひねったり、折ったりして感触遊びが続いていました。そうこうしていると「音がするよぉ~」と鞘が折れる際のパキ、パッキ~と小さな音がなることを発見し、音遊びに転じていました。「すごいねぇ~、発見だね!!」と褒めると、満更でもなさそうな顔で音遊びを楽しんでいました。さらには、そら豆の開いた鞘を重ね合わせ、元の状態へと戻そうとする子もいたりと、こどもたちの興味感心は尽きないようでした。このように食材に純粋に興味感心を持ち、触れ、感じ、そこからの学びの場はこどもたちには貴重ですので今後も継続して取組んでいきたいと思います。
今回は、給食の時間に塩ゆでされた”そら豆”が出されました。こどもたちからは「そらまめくんあったー」や「ここ、あるよ~」と親しみのこもった言葉が次々と発せられ、何の違和感もない感じで口の中へと消えていきました。中には、生のままとゆで上がった時とでは、匂いの違いがあり、多少戸惑いを見せる子もいましたが、食べてみると「なかなかいけるじゃないか」とばかりに満面の笑みが物語っていました。このように実食につながるクッキング教室は何よりだと感じています。
☆お・ま・け☆
こども大好きなご近所さんのお話です。みんなは その方が園の前を通り掛かると、顔馴染みとあって「おじいちゃ~ん!!」や「おじいちゃん来た~」と声が上り、こどもたちの間で”人気者(?)”であることが分かります。ですから、おじいちゃんもこどもたちへの思いは尋常ではなく、ある日わざわざ「アコヤ貝を見せてあげて」と保育園に大きな貝の殻を持って来てくださいました。みんなは、自分の顔程の大きさに後ずさりしたり、興味津々で身を乗り出したりと反応は様々。貝の突起は「硬いねぇ~」や貝の内側は「ピカピカッ~」とお得意の観察も忘れていませんでした。こんな地域の方との交流から子育てへの支援にも繋がっていきますので今後も大切にしていきたいと思います。おじいちゃん、いつもありがとうございます。