2020年03月11日 ふるいちからの園便り
いくら暖冬とはいえ、このところの半端ない陽気は一気に街並みに春を呼び込む勢いを感じます。実際、黄色の菜の花がここかしこで見かけるようになり、春の代名詞の桜もほころび始めていますね。ただ、春へと一足飛びにはいかないようで今週末の花冷えする寒気には要注意。世界的な広がりを見せる不気味な感染症にも気をつけ、間近となった春を迎え入れれるようにしたいものです。 では、今月に入った園でのできごとを掻い摘んでお伝えしようと思います。まずは成長著しい0&1歳児たちのできごとからスタート。思い起こせば、当初は歩行もままならない0歳児たちも今では地に足がつき、走り回ったり飛び跳ねたりと動きも活発になってきました。とはいえ、公園までの行き来は安全面を考慮し、バギー乗車で移動するのですが、保育スタッフと共にバギー移動のお手伝いを4歳児がしてくれます。そんな姿を見た1歳児は、それを真似るように保育室で0歳児たちの面倒を見てくれるようになり、これも異年齢保育の良さかなぁ~と感じる今日この頃です。 また、公園内の遊び方にも微妙な変化が出てきました。以前は、保育スタッフが傍らにいないと心落ち着かない感じで一緒に行動することが多かったのが、今では”プティット・自立”を果たしつつあるようで一人遊びが主流になってきたことが端的にそれを表わしています。 他にも季節の移ろいの中、自然観察にも余念がないようで花を手に取り、「みて~❤」とポーズを決めるようになってきました。それだけに止まらず、関心事は土の中にも目が向けられるようになり、「虫おるかね?」と虫探しも夢中になっています。春の陽気の中では、活動量も範囲も大幅アップのようで、今まで登り切れなかった大きな石へのクライミングにも挑戦し、登り切れた時の晴れ晴れとした表情が何とも言えず、充実感を表しています。このように「やってみよう」や「(やって)できた!」の気持ちが芽生え、これからも続く挑戦へと果てしなく続くことを期待しているところです。 一方、一人遊びだけでなく「むっくりくまさん、するよ!」の掛け声に反応するように、公園のあちらこちらにいた子たちが一斉に集まり、集団遊びも盛んです。ご覧のように、みんなでつないだ手で輪になり、振りつきで歌い、いよいよむっくりくまさん役の子が「起きて~!」の声でムクっと起き上がり、みんなを追い回す場面となると、他の子は蜂の巣をつついたように「キャッ~!」と声を上げながら逃げ回ります。みんなで遊ぶ時間も大切にしていきたいですね。 以上児たちの遊びはもっと積極かつ活発な展開となっています。ちょっと前までの”転がしドッジボール”に代わり、”バナナおにごっこ”が目下の人気ゲームとなっているようでdす。鬼にタッチされると、バナナの皮のように両手を挙げた状態で動けなくなります。これを抜け出すには他の子にバナナの皮を剥いてもらうことが必要です。自らは鬼から逃げないといけない中、たまたま鬼に捕まってバナナになった子がいたら、すかさず助けにいくというこどもたちの間の絆や連帯感を感じ、心強さを感じました。 また、そんな活動的な遊びの最中には「疲れた」や「ちょっと休もう」などと自分たちで判断し、水分補給をし、小休止する自立(律)した姿が見受けられます。草の上で若草の爽やかな匂いを感じつつ、ごろんと出来るのもこの季節ならではのことですし、このような”静”と”動”といったメリハリのある行動が出来るようになったのも成長の証かなぁ~と感じています。 一方、室内での制作活動では あらかじめ敷かれた新聞紙の上で掌や足を大胆に使ったフィンガーやフットペインティングを満喫しています。壁画などで使用するのに使う足型取りでは、あれだけ足裏に絵の具を塗られることに抵抗していたのに今ではくすぐったいのを我慢する、という大人の対応が出来るまでになってきました。本当に成長って素晴らしいですね!! また、2歳児は小麦粉粘土で自分がイメージしたもの(つくりたいもの)を表現できるようにもなってきています。この小麦粉粘土は、自分たちでコネコネしたものなので、その取扱いも丁寧そのもの。物を大切にするという心も育まれてきているようで何よりと感じています。 最後に、以上児はみんなで”リズム遊び”や”集団遊び”をする機会を増やしています。集団遊びの時は、こどもたちが「〇〇したい!」という自主性を尊重し、遊びに取り入れるようにしています。ご覧の様子は、”じゃんけん列車”で、最初の内こそ勝ち負け関係なく遊べていますが、だんだん結果が出て来ると・・・勝っている側は「勝ちたい」や「負けたくない」と気負いが見られ、負け組の方にはいつしか「頑張れっ~」と声援が飛ぶようになってきます。このようにルールに従い、勝っても、負けても、みんなで最後まで楽しむ姿が見られ、今後もルール性のあるゲームも取り入れ、楽しみ、その中で競争性をはじめ協調性も育まれることが出来ればと思います。次は、どんなゲームで盛り上がっていくことになることやら・・・乞う、ご期待下さい!!
いくら暖冬とはいえ、このところの半端ない陽気は一気に街並みに春を呼び込む勢いを感じます。実際、黄色の菜の花がここかしこで見かけるようになり、春の代名詞の桜もほころび始めていますね。ただ、春へと一足飛びにはいかないようで今週末の花冷えする寒気には要注意。世界的な広がりを見せる不気味な感染症にも気をつけ、間近となった春を迎え入れれるようにしたいものです。
では、今月に入った園でのできごとを掻い摘んでお伝えしようと思います。まずは成長著しい0&1歳児たちのできごとからスタート。思い起こせば、当初は歩行もままならない0歳児たちも今では地に足がつき、走り回ったり飛び跳ねたりと動きも活発になってきました。とはいえ、公園までの行き来は安全面を考慮し、バギー乗車で移動するのですが、保育スタッフと共にバギー移動のお手伝いを4歳児がしてくれます。そんな姿を見た1歳児は、それを真似るように保育室で0歳児たちの面倒を見てくれるようになり、これも異年齢保育の良さかなぁ~と感じる今日この頃です。
また、公園内の遊び方にも微妙な変化が出てきました。以前は、保育スタッフが傍らにいないと心落ち着かない感じで一緒に行動することが多かったのが、今では”プティット・自立”を果たしつつあるようで一人遊びが主流になってきたことが端的にそれを表わしています。
他にも季節の移ろいの中、自然観察にも余念がないようで花を手に取り、「みて~❤」とポーズを決めるようになってきました。それだけに止まらず、関心事は土の中にも目が向けられるようになり、「虫おるかね?」と虫探しも夢中になっています。春の陽気の中では、活動量も範囲も大幅アップのようで、今まで登り切れなかった大きな石へのクライミングにも挑戦し、登り切れた時の晴れ晴れとした表情が何とも言えず、充実感を表しています。このように「やってみよう」や「(やって)できた!」の気持ちが芽生え、これからも続く挑戦へと果てしなく続くことを期待しているところです。
一方、一人遊びだけでなく「むっくりくまさん、するよ!」の掛け声に反応するように、公園のあちらこちらにいた子たちが一斉に集まり、集団遊びも盛んです。ご覧のように、みんなでつないだ手で輪になり、振りつきで歌い、いよいよむっくりくまさん役の子が「起きて~!」の声でムクっと起き上がり、みんなを追い回す場面となると、他の子は蜂の巣をつついたように「キャッ~!」と声を上げながら逃げ回ります。みんなで遊ぶ時間も大切にしていきたいですね。
以上児たちの遊びはもっと積極かつ活発な展開となっています。ちょっと前までの”転がしドッジボール”に代わり、”バナナおにごっこ”が目下の人気ゲームとなっているようでdす。鬼にタッチされると、バナナの皮のように両手を挙げた状態で動けなくなります。これを抜け出すには他の子にバナナの皮を剥いてもらうことが必要です。自らは鬼から逃げないといけない中、たまたま鬼に捕まってバナナになった子がいたら、すかさず助けにいくというこどもたちの間の絆や連帯感を感じ、心強さを感じました。
また、そんな活動的な遊びの最中には「疲れた」や「ちょっと休もう」などと自分たちで判断し、水分補給をし、小休止する自立(律)した姿が見受けられます。草の上で若草の爽やかな匂いを感じつつ、ごろんと出来るのもこの季節ならではのことですし、このような”静”と”動”といったメリハリのある行動が出来るようになったのも成長の証かなぁ~と感じています。
一方、室内での制作活動では あらかじめ敷かれた新聞紙の上で掌や足を大胆に使ったフィンガーやフットペインティングを満喫しています。壁画などで使用するのに使う足型取りでは、あれだけ足裏に絵の具を塗られることに抵抗していたのに今ではくすぐったいのを我慢する、という大人の対応が出来るまでになってきました。本当に成長って素晴らしいですね!!
また、2歳児は小麦粉粘土で自分がイメージしたもの(つくりたいもの)を表現できるようにもなってきています。この小麦粉粘土は、自分たちでコネコネしたものなので、その取扱いも丁寧そのもの。物を大切にするという心も育まれてきているようで何よりと感じています。
最後に、以上児はみんなで”リズム遊び”や”集団遊び”をする機会を増やしています。集団遊びの時は、こどもたちが「〇〇したい!」という自主性を尊重し、遊びに取り入れるようにしています。ご覧の様子は、”じゃんけん列車”で、最初の内こそ勝ち負け関係なく遊べていますが、だんだん結果が出て来ると・・・勝っている側は「勝ちたい」や「負けたくない」と気負いが見られ、負け組の方にはいつしか「頑張れっ~」と声援が飛ぶようになってきます。このようにルールに従い、勝っても、負けても、みんなで最後まで楽しむ姿が見られ、今後もルール性のあるゲームも取り入れ、楽しみ、その中で競争性をはじめ協調性も育まれることが出来ればと思います。次は、どんなゲームで盛り上がっていくことになることやら・・・乞う、ご期待下さい!!