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園便り

~お化けはやっぱり怖いよねぇ~

2020年08月12日 いつかいち(本園)からの園便り

今年も半年が過ぎ去り、簡単に振り返ると・・・”ノーコールド・(殆ど)ノースノウ”の所謂、暖冬、その温暖傾向から桜開花や季節の移り変わりが早まる(?)と思われたのですが・・・思った程ではなかったような気がします。その後、長期停滞の梅雨が各地に水害をもたらし、日照不足で野菜の生育もままならずで夏場の野菜高騰とダブルパンチを引き起こすこととなりました。これから暫くは、台風本番の季節でさらに気が抜けない、状況が展開されるかもしれません・・・ここまでが全国的な動きですが、これからは大変ローカルなニュースで恐縮ですが、この時季、近くの八幡川に生息する沢蟹が下水道を伝って、街中を我がもの顔でチョコチョコ歩き回り、その姿にほんわか気分に浸るひとときが広がっていたのですが・・・今年の大雨で八幡川の増水が続き、その逃避行を許してくれなかったようです。今年はいろいろとハプニング続きですから、これからも心して過ごしていく必要があるようですね。

この夏場、よく目にするのがお化けや幽霊。園でも、この時季を反映した、童謡”おばけなんてないさ”を唄うことがあります。でも、何故?って思いますね。これは一つには江戸時代の夏場に興行された芝居、特に”怖いもの”=”涼み芝居”として人気が出、四谷怪談などが代表作で受け継がれていることからも理解できます。また、先の戦争で多くの方が国のために殉じ、先祖の霊が戻ってくるお盆の時期とも重ねているところがあります。そこで、みんなでお化けを題材にした制作をしましたので、その様子をお伝えします。

とは言え、みんなに見るからにおぞましい、怖いお化けづくりは無理と言うものなので・・・年中&年長児は、見るからに愛らしく、お友だち感覚が持てる”おばけのQ太郎”みないなものを作ることにしました。まずは、ハサミを使ってお化け本体や舌などを器用に切っていくのですが、普段のおふざけモードは何処へやらで真剣そのもの。お目めはマーカーを使い、一人ひとりの感性で可愛い顔、おすまし顔、変顔などいろいろ、でした。早速、お互いの作品の品評会がはじまり、「かわいい~」や「おもしろい顔~」と盛り上がっていました。


みんなの作品は、”ドロ、ドロ、ドロ~ン”と仰々しい効果で怪しく出て来るお化けというよりも、連日の猛暑を少しでも涼やかにするように、と滝をイメージとしたバックになっています。ご覧のように、一人ひとりが自信作共に記念撮影をしましたので ひとときの清涼感がもしかしたら味わえたかもしれませんね?!

 
一方、年少児のとある日の課外活動で”しゃぼん玉遊び”をしましたので、その様子をお伝えします。この日は、室外に一歩出ただけでお出掛け気分が一気に失せるくらいの湿気たっぷりの夏日・・・ということで 急遽、お散歩は取り止めて園前でしゃぼん玉遊び、へと変更となりました。まず、(今まで何度かのしゃぼん玉遊びでは、なかなか上手くいかなかった、そんなイメージが定着していたので)いつの間にかしょぼん玉技術が向上しているのには驚きでした。一人ひとりがストローでしゃぼん玉を作るのに四苦八苦する様子はなく、むしろ吹く加減を上手にコントロールし、大きいものから小さいものまで自在に作り上げ、しょぼん玉遊びを楽しんでいるのに改めてこどもたちの成長を感じずにはいられませんでした。
 
その後は、誰が一番大きなしゃぼん玉が作れるか、なんて競争がはじまったり、時折吹き寄せるそよ風にフワっ~と舞い上がったしょぼん玉、そこに差し込む日差しで橙色に変化した様子を楽しんだりもしました。たかがしょぼん玉、されどしゃぼん玉ではありませんが、いろんな楽しみや発見があり遊びにキリがなくなってしまうくらいでした。ですから、保育スタッフが「そろそろ、終わるよぉ~」と声掛けすると、こどもたちからは「えっ~、まだ遊ぶっ~」と声が上るくらいに夢中で、とっても充実した、楽しいひとときとなっていました。これからも時々、今日の続きが出来れるようにしていきたいと思います。


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