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園便り

~深まる秋、紅葉に魅せられて~

2020年10月14日 ふるいちからの園便り

真夏の身も心も押しつぶされそうな酷暑からは想像もできない、このところの朝晩の冷え込み。何でも、今冬はラニーニャ現象が続くことから(夏とは対極的な)厳しい冬が到来するよう・・・思い起こせば3年前、東日本を襲った豪雪で石川から富山にかけての北陸自動車道で立ち往生となったのは記憶に新しいところです。今年もそんな豪雪が引き起こす厳冬の惨事が再現されないとも限りません・・・そんな中、インフルエンザもコロナも心配ですから、園児がそんなウィルスに打ち克つためにも薄着生活で体温調節をするようにし、自律神経の働きを高めて、免疫力を高めていくようにし風邪などのウィルス対策を進めていくようにしましょう。
 
今回は、”異年齢児de戸外遊び”の様子をお伝えします。園の特徴が異年齢保育なので、公園の行き帰りでは幼児クラスが乳児クラスを優しく誘導してくれています。幼児クラスの子は日頃、お昼寝タイムでの寝かせつけだったり、おやつ前の手洗いのお手伝いなど、お兄ちゃん&お姉ちゃん役が板についていることもあり、道中では歩調も乳児クラスに合わせ、ゆっくりです。また、事故に遭わないよう、ころばないような気づかいも出来る心優しさが育まれてきているのも頼もしい限りです。
 
公園は、秋コレクションにおもむろに身を包むのように木々の紅葉が進み始め、こどもたちもその変化を感じ取り、落ち葉拾いからはじまるのが日課となっているようで、「見て!赤い葉っぱ!」や「黄色~!」と賑やかな声が飛び交います。また、以前は不評で触ろうともしなかった虫にも、今は恐る恐る指でツンツンと触る段階へと進んでいます。あとは、土の感触を楽しんだり、風に吹かれてユラユラと落ちる葉の行方を目で追ったりとそれぞれが秋を満喫しているようです。
 
また、3歳児は、怖いもの知らずの虫探しに没頭したり、落ち葉コレクションよろしくいろんな色の落ち葉を探し、拾って自慢する姿が見られます。特に、虫探しは人気で「見て、◯◯がおった~」に対し、「えっ~、どこ?」と反応。そして、「ほら、ここにおるじゃん!」と次から次へと交わされる会話からもその熱中ぶりが垣間見えます。
 
一方、4&5歳児の密かなブームと言えば、某テレビ番組”逃走中”を模倣し、ハンター役と逃げ回る役とに分かれた”かくれんぼ”と”おにごっこ”を融合した、俄か逃走中を再現中です。以前は、一人で隠れるのが心細いのか、数人で隠れるがために”頭隠して尻隠さず”状態ですぐに見つかり、捕獲されるというハンターの圧倒的有利な展開だったのですが・・・今は一人ひとりが別々の所に隠れ、「えっ~、見つけれんっ~」と形成逆転となっているようです。
 
公園でのもう一つの取組みとして、来月の運動会に向けた”かけっこ”や”リレー”の練習が挙げられます。今回も昨年同様に、こどもたち主体で運動会を作り上げていくというテーマで取組んでいますので、この練習もこどもたち主体で楽しみの要素も取り入れた形で進められているのでみんな笑顔で取組んでいるのが何よりと感じています。
 
先日、盛り上がったお芋掘りの後日談としてお芋の蔓についてお伝えします。お芋本体は、この時季に旬を迎えるので焼き芋など枚挙に遑がない程ですが、今回はその蔓にも焦点を当て、蔓料理に挑戦しました。その下ごしらえで蔓の皮むきをしました。最初は、なかなか上手くいかなかった皮むきもポキッと二つ折りにして剥くとスムーズに出来ることが分かり、蔓の灰汁で指が黒ずむのも気にすることなく頑張っていました。その蔓は後日、園のおかずの一品としてきんぴらごぼう風の炒めもので出され、「えっ~、これがそうなん?」と目を丸くしながら、その美味しさにご満悦の様子でした。これでお芋づくしの体験が完了した、ということになります。


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