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園便り

~活動あれこれ、充実の秋本番~

2023年11月23日 いつかいち(本園)からの園便り

今月は旧暦の霜月、新暦では今月半ばから1月上旬に当たるとのこと。そういえば、早朝の車のフロントガラスも曇るようになってきたことから霜が降りるのも近いかもしれません。そんな気候の下、紅葉した木々から深まる秋が感じられますが、今夏の極暑に加え、降水量の少なさから鮮やかさに少々、欠けるようだとの指摘がありますが、移ろう季節を感じ、冬支度を整えていきましょう。今年は比較的、暖かい冬のようですが、とは言え「寒さ」は侮れません。インフルエンザ等の感染症も気がかりですので引き続き、体調管理をして元気に冬を迎えられるようにしましょう。
 
まずは、豊かな自然環境の中、心も身体もリフレッシュしようと広島市植物公園で秋の親子遠足を実施しました。当日、園内ではグリーンフェスタ開催期間とも重なり、目移りするくらいの各種イベントが開催されており、賑やかに楽しいひとときを過ごすことができました。まずは、みんなは小手調べ感覚でワクワクとドキドキ感たっぷりのアスレチック遊具を楽しみました。
 
園内には温室で珍しい植物、戸外でバラ園、コスモス畑に日本の秋を代表する菊などの花々が園内各所に配されており、親子で回遊しながら植物セラピーに浴することができたのではないかと感じています。また、園内にある植物の模型コーナーではご覧のような記念撮影ができるスポットがあり、人気でした。

 
山の斜面に位置する園内の遊覧は知らず知らずの内に結構な運動量を費やすことになるのでお昼前にはお腹がグゥ~、グゥ~状態です。みんなは思い思いの場所にレジャーシートを広ろげ、親子水入らずで彩り鮮やかな、美味しいお弁当に早速 舌鼓を打ち、お腹を満たしていきました。最後は、園恒例の親子参加のしっぽ取りゲームのリクリエーションで盛り上がった親子遠足を締めくくることができました。ただ、翌日は確実に足腰に心地よい(?)疲労感の残るひとときとなったのは間違いありません・・・

 
次に、園で実施しました秋の交通安全教室の様子をお伝えします。まずは、こどもたちの身近なところで横断歩道のルールの再確認と実践からスタート。道路を横断する時は「右」「左」もう一度「右」の左右確認、車はもちらん、自転車の確認も忘れずにして挙手して横断。不審者対策はイラストで「いかのおすし」➀知らない人についていかない、➁知らない人の車にらない、➂おごえを出すに➃周りの人にらせる、ということを再確認し、園でも啓蒙していきたいと思います。

 
そして、今月のメインイベントが運動会。いつもの会場が耐震工事の為使用不可なので急遽、五日市中学校のご厚意でお借りした体育館で実施しました。みんなは先月中旬頃からお父さんやお母さんにかっこいいところを見せようとかけっこに、お遊戯に、体操教室での実技の練習に精を出していました。今回がお初のさくら組は緊張感から上手くいかないのかな、との予想はいとも簡単に覆され、お遊戯では楽曲「ハッピージャムジャム」に合わせてノリノリの演技を披露していたのには感心させられました。

 
次に、ひまわり組は多少、最初の内は緊張からぎこちないところが見られたのですが、いざ各競技が始まると覚醒スイッチが入ったようにいつものパフォーマンスに徹することができていたので何よりでした。ご覧のお遊戯「サチアレ!」ではキラキラのポンポンを一糸乱れぬ動きでお遊戯を楽しんでいたのが印象的でした。
 
一方、園最後の運動会となるゆり組は入場行進、その後のラジオ体操の初っ端から見事なまでに凛々しくテキパキとこなしていたのには「あっぱれ!」印が送れる出来でした。お遊戯「できっこないをやらなくちゃ」ではみんなが息を合せ、自作のキラキラ・アームリストを装着し、力強いメッセージが肌で感じられる、素晴らしい出来となっていました。

 
話は変わって、今が旬の果物、でも今一つ人気がないように感じる「柿」を使用したスウィートポテトづくりのクッキング教室の様子です。今回はひまわり組が担当で手洗い、マスクや手袋を着けて準備万端。調理スタッフが予め準備してくれたペースト状のさつま芋生地をコネコネしていきました。

 

次に、一人ひとりが適量に分けられた生地を好きな形に成形していきます。そして、その仕上げは生地の真ん中にくぼみを作り、柿ジャムをトッピングして出来上がりとなります。

 
おやつの時間で出来上がったスウィートポテトwith柿ジャム。みんなには「柿」が馴染みが少なく、「これ、なに?」と警戒して中にはトッピングだけ残す子も見られましたが、味的にはさつま芋のほのかさにアクセントを加える感じの柿の甘さが秋の味覚を感じさせる味わいとなっていたので、いい食体験となっていたのではないかと思います。

 
最後は、今年から園ではじまった新たな取組みの一つに数えられる毛筆遊びの様子です。まずは、みんなは毛筆遊びで使用するすずり、文鎮、下敷きや毛筆などの道具説明に聴き入り、筆に墨を浸し、半紙に自由に線描きをしていきました。

 

みんなは毛筆を持つ指の力加減などで半紙に描かれる筆跡が太く、細く、擦れたりすることから普段の鉛筆の違いが実感できているのではないかと思います。ただ、こどもたちから慣れない時に口から出てくる、決まり言葉「むずかしい~」がそれ程、実感を伴わない響きに聞こえるのは楽しんでいる証拠かもしれません。
   

みんなは全部で毛筆の試技「直線」、「丸」そして「波形」の3回を体験経験しましたが、最終的には今までにないものを感じたようで「楽しかった!」や「(先生に)褒められて嬉しかった!」と一様に充実感たっぷりのひとときを過ごすことができていたようなので何よりでした。

 

みんながこれを機に「書道」に向き合うきっかけとなれば幸いです。これからも各月齢児毎に定期的に毛筆遊びをしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。


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