このところの暖冬傾向から今春も先月中旬の桜の開花から新年度はすっかり葉桜の景色だと想像していたのですが･･･今回ばかりは事情が違い、ジェットコースターのような寒暖差が春の季節にぴったりの桜をプレゼントしてくれたのは大変喜ばしい限りです。ただ、季節の変わり目は体調管理が難しく、喘息などの持病の方には大変な時季とも伺っておりますので体調管理をして清々しく躍動する季節を満喫していくようにしましょう。
　
「出会いは別れのはじまり」と言われますが、園で一緒に頑張ってきて行事を成し遂げたり、楽しく語らい遊んだり喧嘩でつらいこともあった年長児それぞれがおのおのの就学場所へと進む日がいよいよ近づき、そのお別れの卒園式が先日、とり行われました。
　
みんなの入園時期はまちまちですが、表情や身体つきから幼っぽさばかりが目につく乳児クラスからいつの間にかぐ～んと体つきが大きくなって驚かされる幼児クラスとなり、心もそれに追いつき追い越せとばかりに成長をし、「同じ釜の飯を食う」仲間としてお互いの絆を強固なものとして過ごしてきました。

　
その年長児は就学準備を十二分に整え、この4月から新たな就学生活へと旅立つに当たって、当日は、はにかみながらも自信に満ちた表情のみんなの巣立ちを見送ることができたのは大変感慨深く感じました。みんな、これからいいことも大変なこともいろんなことが待ち受けていると思いますが、どうぞ”七転び八起き”の精神で乗り越え、頑張っていってね。陰ながら応援しているからね！

新たな年度がスタートし、園には0歳と1歳のそれぞれのクラスにニューカマーが加わりました。当然のことですが、親元から解き放たれ、今までのお家環境から園児にとっては何がなんだか分からず仕舞いで慣れるまでの間が大変な時期です。しかし、こどもの順応性は素晴らしく、当初の無我夢中で泣き叫んでいた状態から徐々に辺りを観察する余裕が出て来て涙も少しずつ少なくなっていくことでしょう。当面は保護者の方々も心配が絶えないと思いますが、今暫くの辛抱ですから一緒に乗り越えていくようにしましょう。清々しい天候が続いていますので外遊びも適宜、ご覧のように取り入れています。

そんな境遇を１年前に体験経験し、今やすっかりお兄ちゃん&お姉ちゃん然としてきた2歳児たちはご覧のようにお手製のカメラづくりを楽しみ、出来上がったカメラで早速、お友だちをパチリ。また、公園では満開の桜に見守られ、清々しい空気を身体一杯に取り込み、春気分を存分に満喫しています。

この4月から念願の幼児クラス入りを果たした3歳児のみんなは自我の確立も随分と進み、他者との関係性を重んじることができるようになってきたばかりか、自分のことは自分でするという自立活動にも頑張っています。その一つはお昼寝時の自分の（敷布や掛布）寝具を引いたり、寝起きの際の片づけなど、一つひとつ幼児クラス仲間入りの階段を登ろうと頑張る日々を過ごしています。

昨年度のワクワク、ドキドキの１年間をきっちりと学びの場として吸収してきた4歳児のみんなは、新たに加わった年少児に掛ける声かけやかかわり方にはそんなことが大きく影響しているように感じます。また、外遊び日和には近くの公園や神社へ出向き、満開の桜に魅了されたり、元気に走り回って楽しんでいます。

5歳児は担当が男性の先生となりましたが、同じフロアーで一緒に過ごしてきた関係から少しも違和感なく、むしろ歓迎ムードで新年度をスタートさせているようです。そんな先生の温かいまなざしの下、安心してはちゃけて室内でも室外でも楽しい時間を過ごせているのは何よりと感じています。今年度もこどもたちがいろんなことに興味関心を示し、それをサポートしながら楽しんでいけるように見守っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。