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園便り

☆琴の演奏会☆

2017年10月13日 いつかいち(本園)からの園便り

今回は作曲家として活躍中の坪北紗綾香さんと琴奏者として第一線で活躍中の木原朋子さんのお二人にお越しいただき、”琴の演奏”を中心とした音楽教室を開催していただきました。
まずは琴のお勉強からスタート。琴の(音の出る)仕組みや名称など事細かく教えていただきましたよぉ♫  琴は「桐」の木で作られ、その形状は長細く、まるで”竜”の形に似ているので巾のある端の方を「竜頭」、狭まった端を「竜尾」の呼称がついていること、琴の中は空洞となっていて象牙の爪で13本の弦をひっかき、それらが共鳴して音が出ること、また竜頭近くで弦を奏でるのが一番いい音色になること等、いろいろと私たちが知らない奥深いことをクイズ形式で面白可笑しく教えていただき、こどもたちもついつい引き込まれて琴のお勉強をすることができました。

まずは、七変化も八変化もするような琴の幻想的な音色をオリジナル曲で堪能すると、次はこどもたちも大好きな「どんぐりころころ」や「しあわせならてをたたこう」など、保育園でよく歌っている曲も演奏して下さり、いつものピアノとはまた違った雰囲気ながら、いつもの大きな声で合唱して大満足の様子でした!!
そして、プロジェクターを使って「おむすびころりん」の読み聞かせがはじまったのですが、琴の効果音としての演奏もあり、臨場感あふれるお話に仕上がっていました。当然のことながら、こどもたちはお喋りすることなく、すっかりと鑑賞していました。

最後は、楽器にじかに触れる機会まで作っていただき、こどもたちもはじめての楽器に少しドキマキしながらも一人ひとり前に出て琴の音色を確かめるかのように弦を引いていました。そして、実際の音色に魅了されたように満面の笑みを見せてくれました☆他にも、日本古来の楽器は色々ありますが、普段なかなか気軽に接する機会がありません。そういう意味では、今回の音楽教室は内容もさることながら貴重で有益な音楽教室となったと言えますし、何よりも音楽教室が終わったあとのこどもたちの満足そうな顔が全てを物語っていました。最後に、この場をお借りして演奏に参加していただいた坪北さまと木原さまには改めてお礼申し上げます。誠にありがとうございました!!


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