採用情報

園便り

~夏到来、間近となりました!~

2023年07月01日 いつかいち(本園)からの園便り

最近の梅雨事情は降る時とそうでない時の差が激しく、雨降りの時は気象用語「線状降水帯」で危険を促す局地的な豪雨が襲ってくるのでたまったものではありません。一方、「今夏はエルニーニョ現象から冷夏か?」なる気象予報も当てにはならなず、地球温暖化の進展がそれ以上に進み、予想できない展開を招いているのかもしれません。これから夏本番を迎えるに当たって異常気象による恐怖は大波小波のように押し寄せてくると予想されるので今後も天候には気をつけ、安全を確保していくようにしましょう!

 
まず、今回は「ゆり組」の年長児活動としてスタートした「絵の具」や「鍵盤ハーモニカ」の様子をお伝えしたいと思います。先生から活動前に絵の具各種道具のことや使用方法などの説明や約束ごとについて話がありました。道具説明では園児の方から「僕、知ってるよ~!筆とパレットでしょ~」としたり顔で披露する場面もありましたが、一つひとつの名称や使い方ではパレットの使用方法は、形状が花の形で真ん中に白色、7つの花びらの部分には他の色を入れることやその量は「豆粒ひとつ分くらい」ということをお互いに確認し合いました。

 
今回ははじめての絵の具活動ですので「色の(赤、青、黄)三原色」でご覧のように熊さんの持っている風船をそれぞれ色づけしていきました。今までは硬筆の色鉛筆やクレヨンなので画用紙と接触面は「硬い」イメージでしたが、筆は逆にふんわりとしていて全く違う感じで、慣れるまでは大変そうでした。また、筆をコントロールしているようで勢い余って風船の輪郭から飛び出してしまったりと難しさを実感したようです。

 
次に、「鍵盤ハーモニカ」活動では、朝一番で「ぼくのは青だよ!」とお互いのケース箱の色チェックが年長児共通の行動として見られました。さて、鍵盤ハーモニカをケースから出して白黒の鍵盤を見て、「えっ~、どうして色が分かれているの?」や「このホースはどうするの」と素朴な疑問が続出のようでしたが、一つひとつ問題を解消し、その時を待つばかりとなりました。

 
鍵盤ハーモニカの各部名称を確認し、鍵盤に「ド・レ・ミ~」と音階シールを貼っていきました。そして、いよいよ待ちに待った、ワクワク・ドキドキの音出しとなりました。鍵盤の隅々を押しながら音を出していくと、高音や低音の違いから「大きい音」や「小さい音」とこどもたちなりにその変化を言葉で表現していました。これからは鍵盤に慣れ、簡単な楽曲演奏へと徐々にステージを変え、取組んでいければと思います。

 
次に、入園してはじめてのさくら組のクッキング教室の様子をお伝えします。このところのジメジメとした気候からクールで爽やかな味わいのゼリ―づくりに挑戦しました。各自割り当てられたカップにゼリーの中に入れるミカンを一つ、二つ、~と数を数えながら丁寧に入れていきました。
 

その後は、保育スタッフと一緒にお玉でボールの中のゼリー液をすくい、カップへ注ぎ入れていきました。みんなは最初こそはじめてのことで恐る恐るでしたが、次第に要領を得ると「自分でやる!」と一人でお玉でゼリー液をすくい、カップへ流し入れるゼリー液の適量も心得たようで順調にやり遂げていたのには感心しました。

 
おやつの時間には、みんなが作ったゼリーが配膳され、目の前のトッピングのサクランボがワンポイントで目を引く涼やかなゼリーを前にして満面笑みとなっていました。「わぁ~、やったぁ~、ゼリーじゃあ~」とテンションも上げ、上げのようでした。
 
ジメジメでうっとしい季節で食欲が落ち込みがちですが、爽やかイメージのゼリーはのど越しもよく、次から次へとスプーンで口に運び、気づけばあっという間に完食となっていました。これからも食材に触れ、料理に興味関心を持ち、食べることに繋がるきっかけとなるクッキング教室を継続し、こどもたちの食育を進めていければと思います。


2017年以前の園便り

©2017 TIC inc.当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。