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園便り

~残暑は続くよぉ、何処までも?~

2023年09月02日 いつかいち(本園)からの園便り

朝の賑やかな蝉の合唱はいつしか途絶え、長い夏休み後に学校へ向かうにこやかな笑顔の小学生の登校風景に取って代わられるようになってきました。ただ、気象庁はこれから3ヶ月、全国的に残暑が厳しいとの予報が出たり、世界気象機関によれば今年7月が「観測史上最も暑い月」であり、地球は「温暖化」から「沸騰」の時代に突入(?)との発表がありました。これからも残暑と上手く付き合っていく必要性は変わらないようですから引き続き、体調管理には万全を期していくようにしましょう。


今回は園でのちょっとした生活の様子をご紹介していきたいと思います。毎日、「集団生活でのルールを守って遊ぶこと」や「身の周りのことを自分でやること」などの保育方針に沿い、こどもたちを見守っています。まず、登園後に取り組むのが自分の持ち物(ハンドタオル、食具や連絡帳など)を所定の場所へ仕分けして整理していくことから取組みます。さくら組の子たちは当初は慣れるまでは苦労していたようですが、周りの子たちの助言もあり、今はスムーズに片づけができるようになってきました。

園では毎日、日替わりの当番さん制度があり、当番になった人は朝の会や食事の際、みんなの前で挨拶や合掌を主導したり、机拭きをしたりしています。また、年中や年長児は給食やおやつの時に調理室からお椀等を受け取り、周りに目を配りながらこぼさないように配膳の手伝いをしてくれています。


お昼寝の準備やお昼寝後の寝具の片付けも以前のパッパと適当に敷いたり、畳むのではなく、一つひとつのことをきちんと丁寧にしてくれるようになってきたのは大変頼もしい限りと受け止めています。

こちらは夏ならではのスライム遊びの様子。目にも爽やかな海をイメージしたスライムを前にはじめの内は「なに、これ?」の表情でしたが、次第にヒンヤリとして気持ちのいい感触に加え、ビ~ヨ~ンと伸ばしたり、丸めたりと姿形はお望み通りとあってそれぞれの創作活動がはじまっていきました。

ですから、最終的にはめいめいが自分の世界に入り込み、ご覧のような笑顔で楽しむ光景が広がっていました。

こちらは毎月、園児たちには好評なクッキング教室に臨んだひまわり組の様子です。まず、調理スタッフから「暑い夏には何が欲しい?」的な質問に「かき氷」や「アイスクリーム」と冷たいものが答えとして続出し、それに応えるようにフルーチェdeアイスクリームづくりをしました。

今回はボウルに牛乳にフルーチェの素を順番に入れ、一人10回というお約束で泡立て器で中身が飛び散らないようにゆっくりと慎重にかき混ぜていきました。

みんなは声にこそ出して言いませんが、心の中で「美味しくなぁ~れ!」と念じながらフルーチェアイスの素が混ざりあっていき、最後はカップに適量になるようにお玉で注ぎ分けて完成となりました。


こうして出来上がったアイスクリームカップはお昼寝中にしっかりと冷やして、おやつの時間にはキュウイがトッピングされた見た目も涼し気なアイスクリームとなり、みんなの前に供されることになりました。ですから、みんなも「やったぁ~」とスプーンで柔らかめのアイスをすくい、パクリと美味しさが笑顔となって表れていました。


最後に、音楽教室の様子となりますが、今回は園では「お初」となるトロンボーンがお目見え。ですから、みんなが身覚えのある楽器だとうろ覚えながらも正解に辿りつくことがままあるのですが・・・今回ばかりは先生の力を借りて、「へぇ~、そうなんだぁ~」と新楽器を受入れようとしていました。

次に、楽器の紹介では、先生から「どこから音が出ている?」や「どこから息を吹き込む?」の質問にこどもたちはそれぞれ、「上の小さい所からじゃない?」や「大きなお花みたいなところからかなぁ?」と直感的に思い浮かんだことで受け応えしていました。トロンボーンはスライド管を前後に動かして音の高さを変えれると知り、こどもたちにとってはとても新鮮で「すごい!めっちゃ伸びて面白い!」と感激していた様子が印象的でした。

そして、「トロンボーンは勢いのある音だけではなく、繊細で優しい音が出せるんだよ」と説明があり、「そうなの?!やってみて!」とこども達から屈託ない形でリクエストが繰り出されるなど、先生とのやり取りも充実した演奏会となっていました。そして、「夢路より」という曲で、いつも賑やかな子どもたちが静かにうっとりした表情で聴き入っていました。このような形で広く深く音楽の世界を紹介していただける先生方には改めて心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いします。


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