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園便り

~秋よ、こい、はや~く、こい♪~

2023年09月29日 ふるいちからの園便り

昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、先週末の秋めいた気候に心ときめかせたものの、今週には真夏日がまた幅をきかせる日々にがっかりとさせられたものです。しかし、来月には暦上だけでなく、肌感覚でようやく「秋」を実感できるようなのでホッと一安心できそうです。ただ、季節外れのインフルエンザや新型コロナウィルス感染症が気になる動きとなっていますので気をつけていくようにしましょう!
 
まずは毎回、馴染みのものからクラシックまでとみんなを魅了する音楽教室ですが、今回は絵本「ぐるんぱのようちえん」を題材としたトロンボーンとピアノで生演奏が好評でした。イタリア語で大きなトランペットを意味するトロンボーンが今回の主役で、象さんそっくりな「パォ~ん」とい擬声音に驚かされたり、特にトロンボーンの音色が生かされる楽曲「夢路より」ではみんなはダンボの耳で聴き入っているのが印象的でした。
 
先月は、こどもたちを日頃、温かなまなざしで見守ってくれるおじいちゃんやおばあちゃんを敬い、感謝する「敬老の日」が控えていることもあって敬老カードを心をこめて作成しました。その気持ちを葉書に託して届けるのに郵便ポストに投函する予行演習を兼ね、園内で2歳児が郵便屋さんに、0~1歳児は簡易郵便ポストで投函する役に分かれて遊びました。どうぞ遠く離れたおじいちゃんやおばあちゃんにそんなこどもたちの気持ちや思いが届きますように!
 
7月と8月の水遊びを先月はお散歩や公園遊びなどの外遊びへと切り替えをしようと試みたのですが、季節は「秋」のはずなのに気候は「真夏」のまま・・・とはいえ、2歳児は暑さにも負けず、時には誘導ロープで、時には手つなぎで近隣の公園やお散歩で外気浴を兼ね、時間調整をしながら外遊びをしていきました。公園では木の枝で地面にお絵描きしたり、木々に目を凝らして虫探索などで楽しいひとときを過ごしています。
 
まだ蒸し暑さが残る中ですが、心身のバランスが整い始めてきた3歳児は近隣の公園に出掛け、だんだんと一人漕ぎができるようになり、大きく揺れるブランコで頬を伝わる風を爽快に感じて笑顔になって楽しんでいます。また、アスレチック遊具の縄トンネルを怖がるどころか楽しそうに悠々と進んで楽しむ様子に成長を感じています。
 
こちらは秋の夜長に響く虫の音が心に沁みる季節にちなんだ、スリッパの形に切り取った牛乳パックに虫を模したデザインをしていき、4歳児はお気に入りの虫スリッパを作りました。めいめいが図鑑を見て、自分の作ろうとする虫を決め、色合いなどを折り紙で切り貼りして仕上げるなど、有意義なひとときとなっていました。
 
この2年間は新型コロナウィルス感染症の影響から世代間交流を中断せざるを得ない状況が続いていましたが、今年ようやく交流再開が叶い、園を代表して5歳児が近隣の老人施設へ慰問に出掛けました。こどもたちはその日に向け、ダンスに合唱にと練習を重ねてきましたので自信満々で園を出たまでは良かったのですが・・・施設に到着し、こどもたちの到着を心待ちにしていた多くのおじいちゃんやおばあちゃんを前に緊張感から顔が強張ったりする場面もありましたが、本番に強い最近の子たちは最後は難なくダンス等を披露する当りは流石だと感心させられました。
(なお、当日は施設入居者へこどもたちが合唱などを披露しただけだなく、ふれあいの場もありましたが、その掲載許可をいただけなかったことから割愛させていただいています)

 
みんなの頑張りに施設から絵本と各人に縄跳びを、おじいちゃんからさらにお菓子のプレゼントもあって達成感たっぷりに施設を後にしました。施設にお邪魔する際には大雨で行きはタクシーでしたが、帰りは雨上がりの天候だったので社会体験がてらみんなはバスで行儀よく移動し、久々の世代間交流を無事、終えることができた達成感に浸ることができたようです。この度はこのような機会を設けていただきまして、この場をお借りして施設のみなさまへは心よりお礼申し上げます。


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