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園便り

~深まりつつある秋に、冬も近し?~

2023年10月21日 ふるいちからの園便り

先月一杯続いた残暑で「長っ尻の夏に待たされた秋は、気短かになっているように(小説「誰か」18の一節から転用)」、10月に入ると朝夕の肌寒さが際だち「秋の日はつるべ落とし」もそれを拍車をかけているようになってきました。その急な寒暖差のせいで体調を崩し、インフルエンザ等の感染症が流行っているようですので体調管理には十分、気をつけていきましょう。今月末のハロウィーンでは仮装して楽しいひとときを過ごしたいと思います。
 
まずは、年少児が今が「旬」のきのこと切干大根で中華風に味付けたサラダづくりに挑戦しました。カラカラの切干大根を手に「これ、大根?」と驚きが隠せなかったようです。そして、きゅうり、人参にハムといった彩りの具材が加わり、手づくりのドレッシングを入れ混ぜていきました。給食の時間では「きのこ」が苦手な子も口に運ぶなど食べることにも挑戦することができていたのは収穫でした。
 
今春のコロナ禍明けで行動制限が徐々に緩和された中、昨秋に続き親子遠足を安佐動物園で開催しました。当日は朝から曇り空と昼前の降雨という天気予報でしたが、朝から当園と同じ施設の団体客や一般客でにぎわいを見せていました。親子水入らずだけだけでなく、仲良しのお友だちや久々に卒園児も加わって和気藹々と過ごせるとあって自然と笑顔が入場前から広がっていました。
 
秋色に染まりゆく自然豊かな園は広く高低差があり、愛らしい動物の仕草などに癒されながらの遊覧は結構な運動となるため、みんなはお昼前にはお腹もグゥ~、グゥ~で広場に集合し、(昼前には天気予報に反し)青空がのぞく天候の下、美味しいお弁当に舌鼓をうっていました。

 
ご家庭の心のこもったお弁当で元気チャージをした後は、乳児は二組に分かれ「おんぶリレー」をし、幼児はこどもと大人とで入替え方式のしっぽ取りゲームをして親子共々、楽しいリクリエーションで締めくくることになりました。
 
次に、月齢毎の普段の様子をお伝えするのですが、まずは0&1歳児の様子からです。季節が安定してきたので0歳児はバギーやベビーカーで、1歳児は誘導ロープの輪っかをしっかりと持って近くの神社や公園で室外遊びをしています。こどもたちは行き帰りの際、救急車などを見かけると「あか」や「しろ」と色を識別していって色んな発見を楽しんでいます。また、神社の境内をテクテクと歩く練習をしたり、柱のところでいないいないばぁ~遊びをしたりと楽しんでいます。
 
親子遠足を間近に控え、2歳児は遠足のお楽しみの一つ、お弁当タイムを再現しようと頑張りました。おかずやおにぎりをハサミでチョキチョキ、お絵描きなどをして定番のおにぎり、卵焼き、フライものなど色とりどりの見た目からも美味しそうな手づくりお弁当が完成し小春日和の気持ちのいい天候の中、みんなで一足早いお弁当タイムを楽しみました。
 
先月一杯近い残暑の居座りも今月に入り秋が今までの出遅れを一気に挽回する勢いで朝夕は涼しさというよりは肌寒くなってきました。そんな中、公園の木々も秋・冬への衣替えを急ぎ、地面に敷き詰められた紅葉しきった葉っぱの絨毯に足を踏み入れ、ザクザクという音を楽しみ、いろんな色の葉っぱを手に取り「大きいの見つけたよぉ~」と大喜び。最終的には、葉っぱを拾い集めて持ち帰ってカレンダー製作の素材として活用します。
 
こちらも紅葉した葉っぱに見惚れたり、落葉した葉っぱをお手製のポシェットに拾い集めていき、形や色の違いの発見に余念のない4歳児たちの様子です。公園では目を凝らせば葉っぱだけでなく木の実や小枝などもいろんなものの発見があり、こどもたちにとってはワクワク&ドキドキの自然探索で有意義なひとときとなっていました。
 
そして、公園で収集したいろんな形の葉っぱの自然の素材を生かした葉っぱスタンプで製作活動に早速、取組みました。こどもたちは葉っぱの表面にある放射線状の筋が再現されるので、その出来に改めて「う~ん、すごいねぇ~」と感激している様子が印象的でした。
 
今年度一杯で園を巣立つ5歳児たちの在園期間も残り半年と切ってきたということではないでしょうが、お友だち同士との繋がりを重視して遊ぶ光景が目立つように感じられます。公園では落葉した色づいた葉っぱコレクションをしたり、みんなが身体を動かすのに気持ちのいい気候の中、公園内を所狭しとボール遊びで元気一杯に遊び回っています。


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