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園便り

~今年もどうぞよろしくお願い申し上げます~

2024年01月13日 いつかいち(本園)からの園便り

元旦早々に石川県能登を震源とした地震が発生し甚大な被害が発生しました。厳しい天候の折、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
年末近くには園児が除々にお休みに入り園は次第に閑散とし、静かとなった園内でしたが、年明け5日の保育始めから従来の賑やかさが復活し、2024年の幕開けとなりました。今冬は寒さと季節外れの暖かさが交互に入れ替わるような寒暖差で体調管理が難しい面がありますが、お正月モードの生活パターンを正常に戻して元気溌剌とスタートしていきましょう!


今や園の年末恒例行事となっている園児の大掃除の様子からお伝えします。園児はこの日のためにマイ雑巾を持参し、保育スタッフから掃除の手順などの説明を受けてスタート。まずは、日常利用しているマイ引出しから着替え等を出して引出しの隅の埃や黒ずみなどをゴシゴシと綺麗にしていき、その後は椅子、おもちゃに床を順々に清掃していきました。

普段、何気なく過ごしている部屋や備品をよく見返してみると汚れなどが目につくようになり、みんなは掃除マイスター気取りであっちこっちに目が行き、掃除が大詰めを迎える頃には園内は見違えるようにピッカ、ピカ。
 
今は何でもかんでも便利な世の中となってきているのでこのような雑巾掛けは珍しい光景となっているような気がします。暖冬とは言え、雑巾をバケツの中の水でゆすぐというのは冷たさを実感すると共に、絞った雑巾の黒ずみから掃除体験ができたのはこどもたちにとってもいいことではなかったかと感じています。
 
大掃除の最後の最後の仕上げは保育室・床の雑巾がけ。ご覧のように、みんな「よ~い、どん!」の合図で一斉に床磨きに精を出してくれました。これで昨年一年、園の大ざらえも完了し、新年を新鮮な気持ちで迎える準備ができ、みんなも手応えを感じている表情に接して何よりと感じました。


みんなのおかげで綺麗に生まれ変わった保育園で新年を迎え、みんなは年頭に当たってそれぞれの抱負や願いをかなえてもらおうと近くの神社へ初詣に出掛けました。神社に訪れている方々に交り、順番に参拝の番を待って神殿の前で「二礼二拍手一礼」で自分の願いを神拝してきました。


年初めの書道教室での恒例行事は書初めとなっています。毛筆遊びで何度か体験しているとはいえ、まだまだ修行の身であることに変わりはありませんので先生から改めて「力を入れ過ぎない」や「特に、書き始めと終える時は抑え気味に筆を優しく扱うこと」の注意を受けてスタートしました。まずは準備体操がてらに線引きからスタートし、そして本番は今年の干支「たつ」を書くことになります。

先生に手を添えてもらって「たつ」の文字を書くイメージトレーニングをし、その後は先生の手本を脇に置いて自らがチャレンジ。先生と一緒の時のようにバランスよく書くことは難しかったようですが、次第に半紙のスペース感もつかめ、毛筆の感覚も体得してきたようで今年にかける思いを干支に込めて書き上げることができたのは何よりでした。


次に、園におけるお正月気分の恒例行事をご紹介します。年明けの園内は「おせち、食べたよぉ~」、「おばあちゃん家にいったんだぁ~」や「おとしだま◯◯円、もらったんじゃ~」と楽しい話で盛り上がる中、お正月遊びで保育始めがスタートしました。ただ、お正月といっても昔ような凧揚げ、コマ回しや羽子板などの風情は正直、なくなりつつあるのが現状で伝承していくのも難しいものがありますが・・


自前で作った獅子舞の獅子頭や手回し駒で遊んだり、書道教室などでひらがなの識字率ばっちりな年長児を中心にカルタ遊びで賑わいを見せていました。また、古来から伝わる和凧は吹く風の向きに影響され上手く揚げることができなかったものの、洋風カイトはご覧の調子で揚ってくれるので好評でした。


室内ではみんなが自前の手回し駒で誰のが一番よく回るかで真剣勝負を挑んだり、お正月おもちゃのダルマ落とし、けん玉、喧嘩ゴマに駒に紐をグルグル回しにして回す駒まわしでワクワク、ドキドキのひとときを楽しんでいました。

他には、自前のけん玉遊びも活況を呈していたり、(目隠しなし、ではありますが・・・)福笑いなども物珍しさも手伝い、興味津々で取組んでいました。


最後は、年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただき、今年の無病息災の願いを込めた七草粥を食べると言う古来から伝わる風習も実感しました。調理スタッフから七草の説明を受けると間もなく、みんなは「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草!」と声に出して読みたい日本語よろしく元気よく復唱するあたりは流石だなと感じさせてくれました。


この七草粥はお正月の豪華なお節料理に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする意味合いがあり、お節料理とは対極の粗食で味も淡白で万人受けするものではありませんが・・・みんなに「お節もいいけど(健康のためには)七草粥もね」の願いが通じたのか、「全部食べたよぉ~」と完食できていました。みんながこれで今年一年どうぞ元気に過ごせますように!


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