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園便り

~1月は「行く」とはよく言い当てていますね!~

2024年01月26日 いつかいち(分園)からの園便り

「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず(方丈記、鴨長明著)」の意図することは「流れていく川の流れは絶えることがなくて、それでいてもとの水ではない」ですが、時間も同様で年明けの1月もはや、下旬を迎えよとしていますね。このところの不安定な天候で体調を崩しやすい状況で感染症の流行に注意をし、年度末のイベントを元気に楽しく迎えられるように準備していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

 

まずは年明け第一弾ということで各園同様に、お正月遊びの様子をお伝えしたいと思います。昨年、こどもたちはこの日のためにスーパーのビニール袋で作っておいた、「タコ凧、揚がれ♪」の歌に合わせた、どうかは別にしてお手製凧を手にしてタッタ~と広い公園内を走り回って凧揚げをしました。こどもたちは何とかしたいと思う反面、なかなか思い通りにはなりませんでしたが、大好きなかけっこが存分にできたので違った意味で満足感が漂っていたので何よりでした。

 

次に、こどもたちの前にカミングアウトしたのは昔ながらの「和だこ」。こちらは保育スタッフ2人がかりで揚げる人の掛け声の下、和だこを持った人が離し、と同時に揚げる人が全速力で走っていくと、こどもたちの目の前で「なんということでしょう」的に和だこが青空を舞い始めたのでした。今は凧というと揚げやすい洋風カイトの方がポピュラーのようですが、古来伝統の遊びが伝承できたのは良かったと感じています。

 

所変わって、こちらは室内で「福笑い」ごっこをしている様子になります。ご覧のように、目隠しなし仕様ですが、こどもたちの好きなアンパンマンの各キャラクターを前に「こうかな?」や「いや、やっぱり、こうよね!」と頭の中のイメージと照らし合わせながら頑張って、自分だけのキャラクターを完成させていました。また、変わったところで、みんなは大きなダルマにも目鼻口をつけた後は寒いのでニット帽子もかぶらせてあげて、その出来にご満悦の様子でした。

 

また、調子にのって「カルタ遊びなんかも行ってみようかぁ~」といきたいところですが、それは少し無理があるのでお手製の絵合わせを裏返し、同じカードを引き当てる神経衰弱遊びをしました。これは簡単なようでなかなか苦戦していて「う~ん、難しい」と口に出ることが度々でしたが、やっていく中でカードの場所も記憶していき、徐々に目指す絵カードを引き当てる当たりは流石だと感心させられました。

 

最後に、福島県会津地方の郷土玩具で転んでもすぐ立ち上がることから健康のシンボル、園で手づくりした起き上がり小法師で遊んだり、日本伝統遊びで最後まで崩さずに落とし切れば、その年の災いを回避できるダルマ落としでのんびりとしたお正月遊びを満喫し、と同時にみんなの無病息災を祈願しました。

 

お正月遊びも一段落した後は、寒さにめげずに「こどもは風の子」で室外で遊ぶ様子をご紹介します。こちらの公園は体操教室でみんながぶら下がりでぶら~ん、ぶら~んする鉄棒が手の届く高さなので駆け寄り、一斉にぶら下がろうとしている一コマとなります。これからぶら下がりだけでなく、足かけ周りや逆上がりなどにもチャレンジしていくでしょうから体操教室だけだなく、この公園でも練習できる日が近いかもしれませんね?!

 

その他の遊びでは、しゃぼん玉を追いかけっこしたり、ブランコの一人漕ぎは現在、修行中の身で無理ですが、後ろから背中を押してもらい、寒さをものともせずに勢いよく揺れるブランコ遊びを楽しんでいます。

 

最後に、年初より時折、身も凍えそうな寒い日々が続く中、大根、人参やごぼうなどのたっぷりの旬の冬野菜と豚肉のたんぱく質が一緒に摂れ、元気パワー注入にはもってこいの豚汁づくりに挑戦しました。まずは、豚汁に使う食材や調理方法について調理すスタッフから説明でスタート。今回の注目ポイントはこんにゃくを手で一口サイズに千切っていく調理工程。こどもたちはその外見や感触からも敬遠がちの感じでしたが、慣れてくると感触遊びよろしくテキパキとこなしていたのは流石でした。

 

もう一つの難関はと言えば、クッキング教室では見慣れた大根や人参とは一線を画す、今回がお初となる「ごぼう」を切ることでした。でも、そこは調理スタッフの手も借りて、ゆっくりと丁寧に切り分けていくことが出来、満足そうでした。そして、給食の時間になり、みんなは温かで栄養たっぷりの豚汁の味を噛みしめるように冬の味覚を堪能することができていたので何よりと感じています。今後も、季節毎に旬の食材にスポットライトを当て、五感で食材に触れる機会を設け、実食に繋がる活動となるように工夫していきたいと思います。


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